青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

2006-08-12から1日間の記事一覧

テープ積層板(CCL)に関し、2層CCLに限れば、世界トップはキャスト方式が主力の新日鐵化学ですが、大型LCD用に限るとめっき方式の住友金属鉱山が首位となります。

テープ積層板で首位の三井金属はラミネート方式、キャスト方式、めっき方式とフルラインアップで対抗しています。TAB主力の新藤電子、日立電線は、銅箔と基材の熱圧着・高温接合やめっき法で2層TABを市場投入しています。 2層CCLで検索すると、ヒットした記…

テープ積層板に関し、新規参入が活発な2層CCLだけに限定すると、新日鐵化学がキャスティング方式の2層CCLで世界トップ、 住友金属鉱山がめっき方式の2層CCLで世界トップです。

テープ基板の生産額は、電子基板の構成比で7%強と小粒ですが、日本企業が尖った強い国際競争力を持つ分野です。 マテリアル系生産財であるテープ積層板のTABテープ/COFテープは、最初は接着材を介して銅箔と基材を張り合わせる3層CCLで顧客開拓が行われまし…

テープ積層板は、3層CCLが液晶駆動回路の需要を掘り起こし、2層CCLの登場で選択肢が増え、今現在では実装高密度化の追い風を受けた2層が成長ドライバーです。

2層CCLの製造方法は、以下の3方式があります。 溶かしたポリイミド樹脂を銅箔に塗布して2層構造をつくるキャスト方式、 ポリイミドフィルムにスパッタをした上にめっきで導電層を形成するスパッタ・めっき方式、 ポリイミドワニスを使うラミネート方式。

テープ積層板に関し、3層CCLはTAB実装、2層CCLはCOF実装へと使い分けられています。3層と2層を合計したテープ積層板(CCL)の総合1位が三井金属です。

三井金属のホームページ。TAB/COFテープで世界シェア5−6割。 次世代COF用テープ基板の開発。 http://www.mitsui-kinzoku.co.jp/jinji/shigoto/cof.html

テープ積層板(CCL)の分野では、抜群の国際競争力を発揮できている日本企業の裏の競争力と組織能力を垣間見ることができます。

テープ積層板(CCL)の分野では、 マテリアルを工業材料化した在来型のマテリアル生産財に留まらず、更なる摺り合わせや合わせ技でマテリアル系生産財へと進化させ、継続的改善を持続することで抜群の国際競争力が発揮されています。 泉谷渉氏の表現で「10年や…