青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

エコプロダクツ

89-2/3 エコプロダクツ2006 完全無鉛化テレビ

エコプロダクツ2006の会場で松下電器がプラズマテレビの完全無鉛化を展示していました。 プラズマテレビに関し49(プラズマと液晶の共進化)、84(PDP画素形成)、87(機能性フィルム)、89(投資生産性)、で使用される部材の進化について前述しましたが、環境性能…

88-1/3 エコプロダクツとエコサービス

温暖化対策は民間の企業の営利行為やNPOの収益事業で進化発展します。政府が主な役割である環境整備を進めることでエコプロダクツやエコサービスがビジネスとして盛んになります。 日本のCO2排出量に関し、経産省の発表によると2005年度の総排出量は1,206百…

87-3/3 環境規制の強化。日本企業にとっては追い風

環境保全活動で先行投資してきた日本企業、とりわけエレクトロニクス業界や自動車業界の各社にとっては、環境規制の強化は追い風といえます。 ISO14001認証登録状況に関し、アイソ・ワールドの統計http://www.ecology.or.jp/isoworld/によると2007年1月現在…

87-2/3 環境に関わる要求事項で有害物質規制

グローバル企業に対する社会の要求事項で、温暖化ガス削減では京都議定書、有害物質規制ではELV 、WEEE 、RoHS、REACH・・が[環境に関わる要求事項]です。 温暖化ガス削減は国際法の領域で1997年12月の京都議定書、その後に欧州では2003年7月に自動車分野の…

87-1/3 ローマクラブの成長の限界(宇宙船地球号)から30年。QCDSに加わったE。

ローマクラブが成長の限界(宇宙船地球号)を1972年に発表してから30年を経た今日、地域法の欧州指令などが次々に施行され、生産財営業ではQCDSに加えてE(環境)が主要な取引基準に加わりました。 筆者/青草新吾の学生時代(1975年前後)にはローマクラブ(成長の…

電子基板の環境品質に関し、欧州Rohs規制やELV規制、ISO14001・・といった一連のトレンドから鉛を使わない鉛フリー化が進められていることから、樹脂基板の高耐熱化が求められています。

鉛を使わない鉛フリー半田では、従来の鉛を使った鉛半田よりも高温処理されるために耐熱温度のハードルが高くなります。電子基板と電子部品への要求事項の一つである高耐熱化への対応で「半田を使わない実装の方式」も進化中です。 新神戸電機・彦根事業開発…

九州では薄膜太陽電池の生産拠点の集積が進みつつあります。

次世代薄膜型太陽電池の生産工場で九州地区への集積が進んでいます。半導体産業新聞が全体をまとめて報道してくれていましたが、既存メーカーの三菱重工がアモルファス太陽電池と微結晶シリコンのタンデム型で長崎県に、新規参入で富士電機システムズはフレ…

半導体リードフレームの三井ハイテックが、要素技術を活かしたスパイラル展開でハイブリッド車・モーターコアの金型やコアの製造に注力するニュースに接し、環境変化にダイナミックな挑戦を続ける三井孝昭・創業者のベンチャー魂を感じます。

同社は、事業リスクが大きくて長期展望を描きにくいインテル向けビジネスから決別し、三井孝昭創業者・現会長は2002年にトヨタカナダから坂上・現社長を招聘しましたが、自動車向けビジネスが着実に育ってきているようです。同社は新日鉄と2003年に三井…