青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

外部環境分析で中国

131-1/2.モンゴル帝国のユーラシア・アジア連邦

アジアの地政学的特徴は、モンゴル帝国の歴史を再考・再調査すると理解しやすくなります。アジアとヨーロッパには16百万人ものチンギス・カン(汗=ハン、遊牧君主の称号)の子孫がいるそうです。 モンゴル国のレアメタル鉱山を対象にした下術の投資ファンドが…

130-1/2. アジア三国志

アジア三国志の著者/ビル・エモット氏は「明日のアジアのバランス・オブ・パワーを形作るのは経済よりも政治だろう」といいます。 欧州人が抱く日本人のイメージに関し、欧州生活の達人/デュラン・れい子氏は著書「一度も植民地になったことがない日本」*1で…

129-1/2 中国共産党6千万人

中国共産党は行政・立法と警察権に加えて軍隊(共産党軍事委員会)まで抱えていますから「すべては力次第」と真善美や自由競争からは程遠い利権まみれの腐敗社会を生み出しています。 中国で最も繁栄したのは元(モンゴル帝国)や清(満州帝国)の異民族支配を受け…

128-1/2 中国進出の被害事例 

生産財輸出で最大仕向国の中国に関し、氾濫するマスメディアのプロパガンダ受け売り報道よりも、中国進出で巻き込まれた被害事例など報道されない情報の方がビジネスマンにとっては有効性が高いような気がします。 中国進出に踏み切ったものの、結果は金銭を…

127-1/2 対中ODA

対中ODAに関し、欧米は人道支援に絞るケースが多かったようですが、日本からは軍事転用目的や共産党幹部向けで利用される事例が多かったようです。そして今、装いを新たにした対中ODA(環境ODA)が持ち上がってきました。 本日2008年7月6日付日経新聞(朝刊)は…

126-1/2 台湾人の複眼的思考

日本企業の中国進出では、初期段階で台湾企業や台湾人との編成を組んだ成功事例もあれば、反対に中国人留学生などとの個人的知遇を契機に中国進出した事例では、金銭を巻き上げられただけという失敗事例も少なからずありました。 日経新聞2008年6月17日付で…

125-1/2 中国共産党のプロパガンダ詭弁とチベット雪山獅子旗(せつざんししき)

生産財輸出の最大仕向国である中国のカントリーリスクが高まりつつあるようです。中国の共産党政権から流布される洪水のようなプロパガンダを裏読みして、長期展開を洞察していかねばなりません。 多くの嘘や捏造を流布するのが戦時下のプロパガンダです。反…

124-1/2 中華共産主義の傾向把握

中国共産党政府は1950年代のチベット軍事占領に続いてインド、ソ連、ベトナム、フィリピン、韓国、最近では日本へと、連綿と領土紛争をしかけ続けていますが、漢族による中華思想と一体化した漢族共産主義(中華共産主義)によるものであることを黄文雄氏の著…

123-1/2 取り巻く環境で中国。チベット人権問題と報道品質。

最近のチベット人権問題に関わる報道を通してメディア各社の報道品質の傾向把握ができました。 中国は日本からの生産財輸出で最大仕向国(輸入相手は日系や台湾系も多い)ですから、洞察のための情報収集がかかせません。そのためには政治や軍事なども含めた多…

122-1/3 長野聖火リレーと騒乱でみえた中華共産主義

本日08年4月26日は、長野で聖火リレーが行われました。中華思想と愛国教育の結果なのか、自己主張だけで相手の話は聞こうともしないアンフェアな態度を目の前で確認できた日でもありました 第1走者の星野監督は、名古屋市の寺院を通してチベットに文房具を…

105-2/2 エネルギー変換部材

エネルギー変換に係る機能部材(マテリアル系生産財)の機能を高めることで省エネが推進されています。 エネルギー変換の自動車エンジンと燃費改善に関し、日刊産業新聞2007年10月25日付は「神戸製鋼所は、次世代型として開発した超高強度弁ばね用鋼(KHV12N)が…

100-3/3 独連邦や中国の太陽光発電システムメーカー

太陽電池では上述の独Q-Cellや中国のサンテックなど、成長分野では、グローバルな資金調達と一気呵成の急峻な生産拡大で世界企業になる若い企業がよく出てきます。 太陽電池の供給では、シャープ以下の日本勢が上位を独占してきましたが、海外の新興企業の伸…

91-1/4 日本化(Iapanization)のスパイラル展開 漢字や自動車の事例 

日本文化の特徴に日本化(Japanization)とスパイラル展開があります。2000年ほど前に輸入した漢字や、ここ100年ほどの自動車でもみられます。 漢字に関し、日本文化は輸入漢字を日本化して性能を高め、更に日本語とハイブリッド化させて日本語の新しいシステ…

84-1/5 日本の貿易相手国で米中逆転

日本国の貿易額統計の相手国別で、2006年度は戦後初めて中国が米国を上回りました。日中経済の相互補完関係の強まりを示す象徴的な統計となりました。 電産新報2007年5月21日付で財務省の貿易統計速報を紹介していましたが「これまで中国に香港を加えると04…

83-1/3 生産財のFPD部材供給で中華圏と韓国

FPD向け部材供給ビジネスでは、民主主義の台湾、中華圏の中の更なる小中華ともいえる韓国、共産党独裁と言論統制が残るなかで近未来の国家のあり方を模索中のやや混沌とした中国といった多様な中華圏の理解が欠かせません。 2003年に来日された李昌植氏(学校…

82-1/4 工業化と資源獲得で中国

工業生産の拡大が著しい中国の資源獲得に関し、大勢の中国人がアフリカにおしかけ、現地との利害トラブルが発生し、エチオピアでは多数の犠牲者がでたそうです。 75.76.で金属資源、80.と81でレアメタルについて記述しましたが、エチオピアでは中国系の石油…

81-1/4 耐久生産財で中国

グローバル品質の耐久生産財でも中国は世界最大の市場になりました。輸入では台湾などの華人資本の調達がかなりのウエイトを占めているようです。 日本からの輸出は、統計上は中国向け輸出として計上されますが、現地の輸入企業の多くは華人資本の企業と日系…

80-1/4 中国 経済特区の壮大な実験を経てGDP大国へ

中国は世界最大のテレビ生産国となりました。トウ小平が改革開放政策で立ち上げた経済特区の壮大な実験が大成功を収め、中国はアヘン戦争以前と同様のGDP大国に復帰しつつあります。 GDP30[電子基板で台湾企業による中国の高度成長]では中原捷雄氏の基調講演…