マテリアル系営業でみられる摺り合わせ
日本のモノ作りの強さは摺り合わせとも言われます。そしてそれは生産財取引における摺り合わせを説明しているのですが、日本では[[マテリアル系営業]]の段階から活発な摺り合わせが行われることも多く、様々な調製(セミカスタマイズなど)や工夫が施されることも多いのです。これを功罪の裏表でみると、不必要な習慣化・惰性化がかっての高コスト体質をもたらしたのが罪ですが、反面では今日の高付加価値化製品の開発では威力を発揮しているのが功といえましょう。
海外現地でビジネスを経験された方々は、一般的な顧客対応の違いを肌で感じられたことも多いと推察します。
生産財営業は、これら摺り合わせのプロセスを通して顧客満足の実現を繰り返し実現していくことで価値の創造が進めていくのですが、生産財営業のこのような特徴が強く発揮されているのがマテリアル系の営業です。これらはISO9001で言えば顧客関連プロセスの部分です。