青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

日本電産の永守創業者は、営業マン教育や販売組織で様々な工夫をしてきておられますが、判り易いのが営業担当者の「三職3P」制度です。

三職三Pを経験する(情熱・熱意・執念の経営)。

三職というのは、営業、経理、生産管理といったように三つの違う職種のことで、三Pとは、東京、大阪、海外など三ヶ所の働く場所を指しています。・・中略・・開発や技術のスタッフとやり取りができるように、自社製品工場のこと、会社(自社組織)のことを幅広く知ってもらう上でも「三職三P」の経験必要となります。

五万円の損害だからこそ、五億円分叱れ(人を動かす人になれ)。

わが社では、大きな目標をもって果敢にチャレンジしたのであれば、たとえ結果が失敗に終わったとしても評価が下がることはない・・中略・・だが、とかく見過ごされがちになる細かなこと小さなことないがしろにする行為に対しては徹底的に叱責するという風土を根づかせている。・・中略・・普段の小さなミスや失敗をものがしておくから、やがて致命的な失敗が起こるのである。

一流への道は大きな苦痛が伴う」という原理原則を教え込め(人を動かす人になれ)。

何をやっても一流への道には大きな苦痛が伴うものだ。若い社員には、まずこうした原理原則をしっかり叩き込んでいくところからはじめることが肝要である。マラソンランナーが一歩一歩着実に歩を進めるように、今日一日きっちりと過ごす。明日になれば明日の務めに取り組む。それがなければ、絶対にゴールは見えてこない、と・・。

  • 「人を動かす人になれ−すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」

永守重信著 1998年 isbn:4837917682:

  • 「情熱・熱意・執念の経営−すぐやる!必ずやる!出来るまでやる!」

永守重信著 2005年 isbn:4569640303: