青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

生産財の加工流通に関し、東海地区の自動車部品向けでは、ジャスダック上場の明治電機、名証2部の東海物産、非上場で光洋マテリカ、槌屋、江口巌商店・・等々、年商で3−6百億円規模の地場中堅の商社が、流通加工の調製加工や商品開発で独自能力を高めながら様々なものづくり支援プロセスを形成しているようです。

江口巌商店名古屋市南区明治一丁目)

江口巌商店の扱い品目は、自動車用塗料ですが「独自の製品開発を行うメーカー機能」を標榜。ものづくり支援プロセスの調製加工で「塗装機械に合わせた調製や配合」を行っています。創業は戦前で明治40年に船舶用品の販売から。会社四季報では化学卸売欄で04年12月期の単体売上高が335億円の塗料中心に塗膜関連製品の専門販売会社、トヨタはじめ自動車関連企業向けが90%との記載あり。

槌屋名古屋市中区)

槌屋の扱い品目は、化成品繊維製品セラミック製品などで「開発カンパニー」を標榜。商品開発の研究所を持っています。創業は戦後の1950年12月。会社四季報では化学品卸売りの欄で05年8月期の単体売上高が509億円のメーカー(機能を持った)商社との記載あり。

光洋マテリカ名古屋市昭和区

光洋マテリカの扱い品目は、伸銅品アルミ製品、ステンレスなどの非鉄金属製品機能性ポリマー複合製品。「素材と加工のナビゲーター」を標榜。調製加工は、グループ会社でアルミ条や銅条の裁断(スリット)の能力を持ち、機能めっきや複合成型などの精密加工の受託も行う。米国では日系カーエアコンメーカー向けの部品製造事業も行っている。会社四季報では金属卸売欄で04年12月期の単体売上高が468億円の非鉄金属大手専門商社と記載あり。社名のマテリカはマテリアルと可能性のカを組み合わせた造語とのこと。

東海物産名古屋市中区)

名証2部の東海物産は、「エレクトロニクス専門商社」を標榜。マテリアル系生産財高機能材料)と中間財(バイス)の両方を扱い、ものづくり支援プロセスでは基板アセンブリなどの受託生産も行う。決算公告で06年3月期の連結売上高が418億円。
http://www.tbk.co.jp/

明治電機名古屋市中村区)

2005年10月にジャスダックに上場した明治電機は、「トヨタ生産方式から学んだソリューション力エンジニアリング力商社機能」を標榜。技術スタッフ200名を抱える。制御・計測・メカトロ。決算公告で06年3月期の連結売上高が599億円。日本の製造業を支援するSupporting Industry Companyを標榜。
http://www.skc-ir.jp/ir/2006/meiji/meiji4.htm