青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

2006-7-23 米国が強い産業でシステム製品

米国はGDP統計でみても、グローバル金融産業、映像娯楽産業、情報産業などのサービス産業のウエイトが高くなっています。サービス産業が基幹産業といえ、サービス産業からの産業連関と派生重要が大であるという点で日米の得意の違いが窺えます。

戦略構想力に長けたプロデューサー型の経営人材が豊富な米国のサービス産業は旧くはハリウッドウォルト・ディズニー、テーマパークのユニバーサル・スタジオ、最近ではマイクロソフトアップルiPodiTunesダウンロードサービスグーグルの凄まじい成長、製造業でも[IP(Intellectual Property)]のウエイトが高いインテルMPUのようなシステム製品が強いといえます。
以下、ジェトロ資料から日米比較をしやすいように括りなおしてみました。

米国GDPで2005年度の12兆4千8百億ドル産業別内訳で以下。

  • 1次2次産業1兆8千1百ドル(製造業1兆4千9百億ドル、鉱業2千1百億ドル、農林漁業1千1百億ドル)。
  • サービス産業の流通で1兆9千1百億ドル(卸売り7千3百億ドル、小売8千2百億ドル、輸送・倉庫業3千6百億ドル)。
  • サービス産業金融・保険・不動産2兆5千7百億ドル
  • サービス産業のその他5兆5千7百億ドル(専門ビジネスサービス1兆4千6百億ドル、教育サービス・医療・社会福祉9千7百億ドル、情報5千7百億ドル芸術・娯楽・宿泊・外食サービス4千5百億ドル、その他サービス1兆5千5百億ドル)。
  • 政府のサービスで1兆5千5百億ドル。

米国GDP産業別構成比 ジェトロ
http://www.jetro.go.jp/biz/world/n_america/us/stat_01/