青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

GDPで製造業とサービス産業に関し、米国型の産業構造のサービス化は、国際競争力が高いサービス産業からの産業連関と派生需要が大きいのが特徴といえます。日米のお互いの得意を理解することが「相互補完の日米関係」を構築していく上で大切です。

グローバリズムと称して米国流コピー主義の一部アナリストや、欧米文明を至上とする進歩主義者が喧伝するように、米国の得意をそのまま日本が真似する必要もありません。
前述のように、米国のサービス産業は、グローバル金融産業だけでGDPの20%情報産業芸術・娯楽・宿泊・外食8%です。この両方で28%です。戦略構想力とマネー感覚に長けたプロデューサー型の経営者人材が豊富な米国が得意とする産業です。反面で米国は製造業のウエイトが低くなっています。
日本は現場の小集団のチームワーク合わせ技によるもの造りが得意なので、製造業製造業から派生するサービス産業強い傾向にあります。
平成15年度の統計比較で、主要国のGDPに占める製造業の比率は、日本20.8%、ドイツ20.4% 米国13.9% 英国13.0% 仏国12.5% アジアでは中国45.7%(鉱工業) タイ29.6% 韓国25.5% です。