液晶テレビの事業に関し、ソニーは液晶パネルの生産シェアで世界トップのサムスンと提携することで中間財の液晶パネルを獲得し、愛知県稲沢市のソニーEMCSの稲沢テックで液晶モジュールの製造と最終セットの組立てまでを行うプロセスを構築し、販売シェアではサムスンと世界トップを競うまでに復活しました。
調達した液晶パネルにドライバーやバックライトを実装するモジュールメーカーにとってはCCFLの安定調達が重要課題です。モジュールメーカーは供給者のCCFLメーカーが形成する顧客関連のプロセスでは51、35、7で前述の購買センター概念の使用者です。購買者や決定者であるかは各企業の調達組織の属性に依ります。