愛知県春日井市の伊原電子工業は超短納期を武器にゲーム機向けの電子基板ビジネスを拡大しています。また62で前述のミツミ電機の9月中間決算発表では「ゲーム機向け電子部品の販売が収益拡大に寄与」と報道されています。
半導体産業新聞2006年11月8日付で伊原電子の代表取締役専務の伊藤嘉高氏は「超短納期を生かした最大のビジネスは、ゲーム機向けの電子基板だ。生産は韓国のメーカーに一部委託し、伊原の国内工場で仕上げる量産ビジネスを構築し、月間3-4千㎡で推移。加工スピードは標準仕様で数日、回路設計も短納期で対応する」と述べておられます。
ミツミ電機の9月中間期の連結決算に関し「高周波部品と電源部品でゲーム関連製品が伸びた」と電波新聞2006年11月17日付で報道されていました。コントローラー、電源アダプター、無線モジュール、半導体デバイスなどが大きく収益に貢献したそうです。
自動車向けで進化してきた加速度センサーですが、任天堂が次世代ゲーム機Wii用コントローラでアナログ・デバイセズ社の三軸加速度センサーを採用して新しい遊び方を提供したことが話題になりました。今やゲーム機も最高性能のデバイス群を搭載した電子機器といえます。