青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

レアメタルの供給逼迫は、世界人口の4割を占める中国とBRICsが、資源輸出国から自国内消費に転じ始めたことが主な要因です。

日本は73で前述の通り世界人口の3%で世界GDPの1割をアウトプットしていますが、レアメタルについては15で前述の通りレアメタル世界消費3割を占めています。特に本稿で着目する高付加価値な高級素材高機能部材マテリアル系生産財の製造では様々なレアメタルが必須の素材です。相場高騰は短期では苦しいことですが、相場高騰で西側の多くの鉱山や製錬が再開されて供給源が多様化されれば長期的には「災い転じて福」となります。
2007年1月16日に開催された新金属協会の賀詞交換会で、会長で三井金属取締役の竹林会長が「レアメタルは、味の素というより必須ビタミンとして鉄鋼、自動車など日本の基幹産業の中で、使われている。価格高騰が続けば、日本の産業自体を脅かすことになる」と危機感に満ちた挨拶をされたそうです。
レアメタルとは、15で前述しました通りベースメタル以外の金属のことですが、日本国の通関統計では貴金属を除く184品目が統計対象とのことで、流通規模が大きい品目は、輸出だとシリコン製品(単結晶とウエハー)、チタン製品ニッケル製品化合物半導体ウエハーなど、輸入では様々な鉱石と金属化合物が並んでおり、ステンレスやニッケル原料のフェロアロイニッケル触媒レアアース・・等々です。