青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

非鉄金属業界は鉱石を生産する鉱山業と製造業(製錬、製品)及び商社などのサービス産業で構成されますが、国内鉱山が枯渇した製錬業にとって海外鉱山での権益獲得と国内におけるリサイクルが課題になっています。

非鉄金属に関し「需給バランスと価格動向」「日本の製錬業界の技術力」「日本国に期待する資源政策」の3点に関し、 日本鉱業協会の会長でDOWAホールディングスの吉川会長が日刊産業新聞2007年1月1日付で触れておられました。以下で引用します。
1.需給バランス価格動向に関しては「ベースメタルとしてはあってはならない異常な値上がりで、われわれ製錬業界の責任ではないが(非鉄金属の価格高騰では)需要家には大変な思いをさせてしまった。需要家はこれまでレアメタルも含めた非鉄金属は海外でいくらでも調達できるという考えで価格への要求も厳しかった。それが価格より安定供給への要求が強くなってきた。・・・・鉱山開発はようやく動き出したが、価格長期低迷ツケが回ってきている。ただ需給ギャップは徐々に改善してきている。07年12月ごろにはバランスする方向だろう。08年は読みきれない。価格は今ほど高くはないが、昔のような低価格に戻ることはないだろう。」、
2.日本製錬業界技術力に関しては、「日本は、低品位鉱でも日本は低コストで製錬できる。海外の鉱山会社が困っている複雑鉱などの雑処理鉱石でも日本は製錬できる。リサイクル技術も先行している。大学教育や日本が技術で先行するリサイクルも含めた(総合的な)技術力を高めて日本の製錬所を強くしないといけない。」、
3.国に期待する資源政策に関しては「資源を確保できなければ日本の産業は非常に大きな影響を受けてしまう。最近は国もいろいろと政策を打ち出しているが、海外資源を確保するためには100-200億というような3桁の規模でなく、4桁(の1000億円)規模資源政策をとって欲しい。そういう時代になった。」と述べておられます。