青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

鉄と非鉄5金属(銅・鉛・亜鉛・ニッケル・アルミ)を除くレアメタルはデジタル素材として需要拡大が続く反面で供給が逼迫していますが、鉱石や中間原料を扱う商社の役割が高まっています。

川上の原料(鉱石・中間原料)の生産財流通と商社の機能に関し、レアメタル原料は多様な専門性が必要な上に小規模取引の集積なので専門商社が活躍しています。大手の総合商社が活躍するコモディティのベースメタル原料の大規模取引とは対照的な世界のようです。
15で前述のレアメタルタングステンなどの原料を扱うレアメタル専門商社のアドバンストマテリアルジャパン蝶理から分社独立し、2006年4月にジャスダックに上場されたアルコニックスの傘下に入ってシナジーを高めながら成長戦略を突き進んでいます。
日刊金属産業新聞2007年1月5日付の「非鉄業界を突き進む亥年の横顔」でアドバンストマテリアルジャパン社長の中村繁夫氏は「昨年末に35年ぶりにアマゾン州都マナオスを訪れてこのような奥地にまで携帯電話や電子メールのITが普及しているのに驚いた。デジタル革命が本格的に到来するのは実はこれから。デジタル素材として欠かせないレアメタルのパニックを連想した。先高感が支配する今の市況は構造的な問題だろう。」と述べておられました。