59で前述通り、日立電線は系列の流通商社を日立電線商事と日立電線販売の2社に集約しました。
日立電線商事の山村社長は「親会社の日立電線との分業の役割分担については、すでに軌道に乗っている仕事を引き受けて、日立電線が新規開拓に専念できるようにしたい。その上で日立電線の重点製品を強化する。TABテープ、伸銅品の銅合金条と圧延銅箔、窒化ガリウム基板、自動車用センサーなどだ。」と述べておられます。
日立電線販売の松本社長は「統合効果で(支援プロセスの)管理部門や事務システムなどの間接経費を中心にスケールメリットが出てくる。3年前に、松本電業、関西ハイメタル、関西ハイエレックの販売3社を統合してHMCとなり、今回は更に九州・中国地区を販売エリアとする多々良電気工業とHMCが合併することで、西日本地区の中核メーカー販社としての位置づけをはっきりさせ、より強い経営基盤を構築する。」と述べておられます。