青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

液晶パネル製造の前工程では、マスク、フォトレジスト、薬液、特殊材料ガス、ターゲット材、などの生産財を使います。何れにおいても日本勢が世界シェアの4割から7割を獲得しています。

ガラス基板に画素ごとのパターン形成をするアレイ工程とカラーフィルター工程では蒸着レジスト塗布露光現像エッチングレジスト剥離洗浄などがくり返されます。この分野ではJSR東京応用化学(TOK)が圧倒的な存在感を示しているようです。
使用される部材と供給者に関し、韓国Displaybank社アナリストのDoo Kim氏が、全体像を判りやすくElectronic Jouranal 2006年10月号でレポートしてくれていました。
「RGB画素形成で使用されるカラーレジスト(CR)では、トップのJSRシェア30%を占めており、日本、韓国、台湾の全てに進出している。東洋インキ富士フィルムエレクトロニクスマテリアルズ(FFEM)は日本と台湾でシェア20%を記録しているが韓国に進出していない。今後は、韓国のCheil Industries(第一毛織)やLG Cemical、台湾のCMCEternalが供給を増やすので日本メーカーのシェアは多少減る。・・・・・・・・(RGB画素を仕切る)ブラックマトリクス(BM)では、日本は日本メーカーの市場だが、韓国は東京応用化学(TOK)とCheil(第一毛織)、台湾は三菱化学東洋インキ東京応用化学(TOK)でシェアを分けている。韓国ではCheil、台湾では三菱化学の樹脂BMが飛躍的に伸びている。・・・・・・・・カラーフィルターの損傷を防ぎRGB画素を平坦にするためのOvercoat(OC)では、JSRシェア50%を上回る。韓国SamyangEMSやDongjin、三菱化学などは新規供給のための尽力中。今後、業界が大きく変化し、3-4社が市場を分ける構図となる。・・・・・・・露光工程で使われるフォトレジスト(PR)では首位の東京応用化学(TOK)が世界シェア40%で日本と台湾市場の殆どを占めている。(独へキスト社とスイスのサンド社の流れを汲む)AZエレクトロニックマテリアルズが世界シェア30%で日本、韓国、台湾に進出。韓国Dongjin SEmichemは2006年にシェア20%まで伸ばしそう、台湾Eternal Chemicalは今後最も成長しそう。その他殆どの半導体PRメーカーが供給に参加している。」とレポートしておられます。