2007-03-31 PDP前面板の保護膜兼カソード材料として酸化マグネシウム(MgO)が使われています。 マテリアル系生産財 酸化マグネシウム(MgO)は透明、高絶縁性、高融点で二次電子放出性が高いのでPDPの透明電極を保護する透明絶縁体(誘電体)の皮膜及び電子放出のカソード材料として使われています。 PDP発光セル(RGB画素の発光)で使われているMgOは、宇部興産系の宇部マテリアルズ、日本化学工業、タテホ化学・・等が供給しているようですが、半導体産業新聞2006年12月6日付けで「宇部マテリアルズは、純度99.98%の高純度製品である保護膜用気相法マグネシアの大量生産に向けて専用工場を建設し完成し、またこの気相法マグネシアを使用して蛍光体を開発し、寿命と輝度の改善を提案している」と報道されていました。