青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

薄型テレビではPETフィルムが上述の反射防止(AR)向けを始め、様々な用途のフィルム素材として多用されています。

反射防止(AR)以外でもTFT-LCDでは位相差フィルムを積層するための剥離フィルムや偏光板の保護フィルム、バックライト用高反射フィルムなど、PDPでも電磁波防止フィルム近赤外防止フィルムなどで使われているようです。
半導体産業新聞2006年11月1日付で「液晶反射フィルムなど(の素材)に用いられるPETフィルムについて、東レは世界ナンバーワンで年産能力は300千トン強。韓国と日本の主力メーカーのハイエンドタイプにはほとんど納入している。日本、韓国、中国、マレーシア、フランス、米国でグローバル供給体制を構築している。」と報道されていました。
PETフィルムの加工品に関し、半導体産業新聞2006年10月18日付で、「東山フィルムFPD用光学フィルムのほか、プレス超音波溶着熱成型断裁スリット電気絶縁材料など二次加工にも注力している。1997年に稼動開始した(岐阜県の)恵那工場で自社によるコーティングを本格的に開始、開発主導型の企業へと変化してきたが、増え続ける需要に生産が追いつかなくなってきたことから、新設の瑞浪工場を8月に着工した。05年度売上高59億円で株式公開を目指している」と報道していました。