青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

偏光板と貼り合せて使われる防眩・映りこみ防止(AG)フィルム、TACフィルムと視野角向上(WV)フィルム、位相差フィルム、配向フィルム、輝度向上フィルム・・の世界シェアの殆どを日系企業が占めています。

映りこみ防止(AG)フィルムでは大日本印刷が世界シェア7割で独走、視野拡大フィルム富士フィルムが9割、TACフィルム(偏光板保護膜フィルム)では富士フィルムが8割、残りをコニカミノルタオプトが供給しています。
TACフィルムは偏光板のPVA偏光子を挟んで物理的に保護するのに使われますが、63[北東アジアと九州地区]で前述の富士フィルムに関し、半導体産業新聞2006年12月20日付は「富士フィルムフジタックは、植物由来成分の天然セルロースで作られており、このほど農林水産省が推進する『バイオマスマーク』の認定を液晶ディスプレー用としては初めて取得した。今後、天然セルロース以外の成分もすべて植物由来成分の原料に切り替える方針。TACフィルムの年産は3億3千万平方メートル。同社は反射防止フィルム、視野角拡大フィルムなども生産しており、フラットパネルディスプレー材料事業の05年度売上高は1350億円。09年度には売上高3千億円を目指す。」と報道していました。最近は他の銀塩フィルムメーカーからの参入が活発化しているそうです。