青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

TFT-LCD大型パネル向け光学フィルムの素材(原反)に関し、偏光板素材のPVAフィルムでは世界シェア8割のクラレと日本合成化学、位相差フィルムの素材も古河系の日本ゼオンとJSRが主たる供給者です。

位相差フィルム素材は、古河系の日本ゼオンが自社開発のCOP(シクロオレフィンポリマー)を溶融押出で加工したゼオノアフィルムを開発し市場投入を本格化したことで、それまで独走していたJSRのアートンと逆転してトップに躍り出たと報道されています。それまで首位だったJSRアートンに関し、JSRの小林満信常務は電波新聞2006年9月5日付で「アートンは自社工場でフィルムの生産を開始するなど今後の成長を期待できる」と述べておられます。
偏光フィルム素材では、半導体産業新聞2007年2月28日付が「クラレ光学用PVA(ポリビニルアルコール、商品名:ポパールフィルム)で西条工場と玉島工場の2拠点で合計61百万㎡の生産体制を持つが、07年中頃には玉島工場で60百万㎡を増設し、更に08年央にはクラレ西条も増設し、合計1億36百万㎡を築く」と報道していました。