PDPフィルムで新製品開発が活発なのがPDP光学フィルムと貼り合わせる電磁波遮断シートです。
PDPのEMI(電磁波シールド)フィルムは、銅箔の精密エッチング製品を貼り合せたラミネートフィルムで量産開始されましたが、生産数量が拡大してくるとフィルムに導電薄膜を成膜した成膜フィルムへと移行し、更に各社各様の様々な工法が提案されています。
フォトリソメッシュ方式では日立化成(商品名:ESシリーズ)が世界シェア5割以上とのことです。
低コストの新方式でEMIとNIRを兼ねたPETフィルムでは東証上場の藤森工業がヘラクレス上場で大阪のFCM(精密パターン鍍金)や三菱製紙(特殊銀塩写真技術)との協働で販売を開始しました。銀塩写真方式では富士写真フィルムも参入を発表しています。繊維と金属の技術融合で導電性ファブリックを上市している東証上場で福井市のセーレンはPDP向け電磁波シールド材のフィルム化に成功し、2007年11月から坂井市三国町に建設する新工場で量産を開始すると発表していました。