ガラスもマテリアル系で進化が続きます。旭硝子の06年12月期決算の事業別内訳は電子・ディスプレーで営業利益792億円/売上高4766億円、ガラスが営業利益465億円/売上高8153億円、とのことです。
統計上の業種分類はガラス・土石ですが、実際の事業の中身はスパイラル進化で統計分類とは大きく異なる内容です。半導体産業新聞2007年3月28日付は「旭硝子は電子・ディスプレーとガラスが特に順調に推移、FPDガラス基板はTFT液晶用及びPDP用ともに堅調に推移、電子部材では半導体製造装置の投影用レンズ材となる合成石英や液晶バックライト用チューブの出荷が好調」と、また同紙2007年4月4日付は「旭硝子は、PDP向けガラス基板では大阪(住之江)で大型加工拠点を新設し07年5月頃から、韓国にも新窯を建設し07年8月頃から量産に入る。TFT-LCD向けガラス基板で2005-2007中計期間中に1千億円以上の投資を敢行し、日・台・韓で製造窯6基を建設する。(同社のガラス基板は)環境フリーであることとフロート法+大型サイズ研磨であることから優位性は更に高まると期待。エレクトロニクス&エネルギー事業ではガラスとフッ素化学のコアテクノロジーを活かせる領域で将来事業の種を順調に育成中・・」と報道していました。