青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

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80-3/4 PDPの生産性 松下電器と富士通日立プラズマ

プラズマテレビの主要デバイスであるPDPの生産性を高めていくヒントに関し、松下電器富士通日立プラズマディスプレイ(FHD)の説明をレビユーしてみます。

Electronic Journal 2007年1月号は両社へのインタビュー記事を掲載していました。PDP首位の松下プラズマディスプレイ(MPDP)からは森田社長が「設備効率化は、尼崎の第3第/4工場では茨木の第1/第2工場よりも15%ほど改善できている。これはパネル生産に特化した工場なので、一部のプロセスでは共用化が可能となり、装置の台数を減らせ、同じ労力で2工程をカバーできることなどによるもの。PDP製造のポイントは、前面板と背面板を貼り合わせる前の切断にある。(加工歩留まりは)貼り合わせ後の歩留まりも相当に高い。捨てるモノが少ない、環境に優しいモノ作りである。(タクトタイム短縮では)枚葉工程でエージング工程高速化に取り組んでいる。尼崎では初期の1/5以下にまで短縮できている。(ライン編成による生産性改善では)尼崎は42/50型の専用工場とし、茨木第2工場を混流ラインとすることで機種の切り替えロスを最少に留めていく。」と答えておられます。
富士通日立プラズマディスプレイ前社長で(現日立ディスプレイズ社長の井本義之氏は「宮崎三番館には、現在考え得る最も効率の良いプロセスを導入している。理想を言えば、もう半分程度に短縮できる工程を目指す必要があるが、急激に実現できるわけではない。PDPで難しいのは、半導体と違って、我々の仕様で装置メーカーに製造装置を作ってもらい、購入後さらにブラッシュアップする必要があること。想定外だったのは三番館が1年間ホールドされたことだけだったが、三番館が順調に立ち上がれば、物量、品質、最先端技術がすべて揃う。これがそのまま性能改善とコストダウンに繋がる。(ライン編成による生産性改善については)三番館は42/50型の集中生産とし、二番館で多品種生産を行う。」と述べておられました。