青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

96-3/3 リチウムイオン電池で車載用大型

リチウムイオン電池の車載用大型電池では自動車メーカーも加わった製造合弁の展開も進みます。

1997年のプリウスの市場投入とEVに関し100で前述しましたが、トヨタは量産開始に向けて1996年12月に松下電池との合弁でパナソニックEVエナジー(PEV)を設立しEV用ニッケル水素電池の量産を開始しました。最近はリチウムイオン電池の採用に向けて自動車メーカーと電池メーカーの合弁が発表されています。
レアメタルニュース2007年4月24日付は「日産自動車NEC及びNECトーキンの3社はリチウムイオン電池の製造販売で提携しオートモティブ・エナジー・サプライ(ASSC、日産50%、NECグループ50%)を設立した。2009年までに量産に移る。NECグループは大容量ラミネート型セル技術の提供と生産を担当し、日産は電池モジュールとパックの技術を提供する。・・・・日立製作所新神戸電機は、両社が2004年6月に合弁で設立した上述の日立ビークルエナジーを増資して日立製作所連結子会社とした。増資後の株主シェアは日立63.8%、新神戸電機28.9%、日立マクセル7.3%。」と報道していました。他に三菱自動車三菱商事GSユアサも合弁設立を発表しています。