青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

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102-3/4 非シリコン太陽電池で薄膜化合物(CIS)

シリコンを使わない非シリコン太陽電池では薄膜化合物(CIS)太陽電池も立ち上がり始めました。

CIS太陽電池とは、(Cu)、インジウム(In)、セレン(Se)を基本元素とした薄膜多結晶の化合物半導体を用いた太陽電池です。多くの場合はガリウム(Ga)を添加するのでCIGS太陽電池とも言われます。製造工程数が少なくてコスト削減効果への期待が大きなことから次世代型太陽電池としてもアピールされています。昭和シェル石油/昭和シェルソーラー(宮崎)と本田技研/ホンダソルテック(熊本)が取り組んでいます。Electronic Journal 2007年9月号によると「シリコン系との違いは基板に低コストな青板ガラス(ソーダライムガラス)が使えること、その基板上に、金属裏面電極層光吸収層バッファ層窓層と4種類の薄膜層を積み重ねたヘテロ接合構造となっている。一般的に、金属裏面電極層にはMoが使われており、スパッタで形成。光吸収層については多源同時蒸着法セレン化の2通りの成膜方法がある。バッファ層は、溶液中に基板を完全に浸漬する溶液成長法(Chemical Bath Deposition:CBD法)が用いられ、最上部の窓層にあたる透明導電膜はスパッタあるいはMOCVDで作られる。」そうです
昭和シェルに関し半導体産業新聞2007年9月5日付は「昭和シェルの100%子会社/昭和シェルソーラーは、CIS太陽電池を年産20MWの規模で07年初頭から宮崎市で本格生産しているが、同じ宮崎県内に年産60MWの第二工場を建設することにした。投資額は150億円を見込み、09年上期の稼動を目指す。」と、また本田技研についてはElectronic Journal 2007年9月号が「10月から全国販売に向けた本格量産を熊本製作所で始める。国内の一般住宅用途を標的に絞りこんでいるが将来は海外も。2008年春をめどに年産能力を27.5MWまで引き上げる予定。これにより売上高60-80億円を目指す。将来は太陽光エネルギーで燃料電池車の燃料を供給する目論見もある。」と報道していました。