青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

137-1/2. 反日学者の知的不誠実

本田宗一郎氏は「“歴史”さえも書き換えられたことを知っている。・・・私は、行動による話しかけに100%の表現力を認めているが、言葉や文字を信用できない。」と書き残しておられます。

本田宗一郎氏は著書*1で「科学や技術の世界なら、ゴマカシ通用しない。理論に間違いがあったり、飛躍があったりすれば、実験(検証)がすぐに“それは間違っている。”と指摘してくれる。小さな部品が一つ無くても、機械は絶対に動いてくれない。こんなシビアな世界で暮らしてきたせいか、私は言葉や文字を使う商売の人達を、どうも100%信じきれないものがある。泥棒にも三分の理屈で、高等技術を駆使する連中にかかると権威づけまでやってのける。」と書き残しておられます。三菱重工業の社長/ 大宮英明氏は日経ものづくり2008年11月号で「技術決して騙せない。“こうに違いない”という思い込みや、忙しさに負けて“ちょっと気になるけど、まぁいいか”ということがあってはならない。必ずしっぺ返しがくることを、戦闘機の操縦系統を設計していて危うい思いをした時、胸に刻みました。」と述べておられました。
黄文雄氏は共著「帰化日本人」*2で「日本の反日の砦は、どうやら大学とマスメディアのようだということが八十年代から徐々に見えるようになってきて、2000年に入ってからはこの見方に自信が出てきました。」と、また呉善花氏は「東京国際裁判一方的に日本が悪いと決めつけられ、日本は孤立無援のなかでそれを受け入れていくほかなかったわけです。・・・・心理的にはアメリカコンプレックスや中韓コンプレックスの敗戦後遺症から抜け出せないままに、今なお中国や韓国に対してはいいたいことをズバリいわない、語らない、相手が謝れというんなら謝っておくのがいいんだと、そうなっているんだと思うんです。」と述べておあられました。中国共産党が繰り返す対日謝罪要求について、07年7月の100[スパイラル進化]で前述した金文学氏*3は近著*4で「中国人謝罪した人は不利な立場になると考えるので、往々にして自分の非は認めない代わりに、相手に非を認めさせ、謝罪させることによって、自分を有利にする思考が発達している。中国人は同じ罪でも謝ったら、自分に不利になると考えるので謝罪否定型思考が発達したわけである。・・・日本人は法律的にも謝罪した人、反省の意を表した人には罪を軽減する傾向があるように、謝罪的思考が発達している。」と述べておられます。日本国内で中韓の謝罪要求に内応したような動きをしてきた人達はマスコミと学者に集中しています。自らは日本国民としての伝統と蓄積からの恵みを享受しておきながら、自分だけを高みにおいて日本と日本人の醜悪さを指摘するエセ知識人です。日本が嫌ならさっさと他国の国籍を取得する自由もあるはずなのにそうしない人たちです。学者とは、学術的作法(事実に基づく論証検証)をもって人類の知の体系に貢献すべき人々です。知的誠実さの先頭に立つべきは学者です。知的誠実さ学者の職業倫理です。知的誠実さの点からは、北海道大学大学院の中島岳志氏のパール論が学術的作法からは外れているように感じる旨を145で記述しました。ニセ証言や事実に基づかないファクタ・ディクタ(事実として語られてはいるが検証されていない話=ウソかもしれない話)を悪用した反日報道を繰り返してきた朝日新聞について長浜浩明氏は著書*5で「朝日新聞とは、戦前は戦争遂行の先頭に立って部数を伸ばした軍国商業新聞、戦後はGHQソ連・中国・北朝鮮の立場に立った左翼商業新聞」と述べていました。橋本大阪府知事は「朝日新聞みたいに人の悪口ばかりいう大人が増えたら日本は駄目になる。」と発言していましたが、多くの大阪府民が拍手喝采したようです。筆者/青草新吾は実は10数年前まで朝日新聞を戸別配達で購読していました。今にして思うと確かに左翼全体主義的な論調の新聞でした。今の朝日新聞に求められているのは御用学者に「ウソを本当」といわせるようなことは止めて「事実の積み重ねと論証で真理を探究する知的誠実さ」だと思います。
文系社会ではファクタ・ディクタ(語られた事実=検証されていない発言や史料)の報道が野放しで、しかも誤りが明らかになっても誤っていたというファクタ(科学的な検証を経て確認された事実)が、訂正報道もされない知的不誠実について、長浜浩明氏は「文系ウソ社会の研究 続(2)」*6で「理系社会では嘘に対する歯止めが利いている。十分な品質管理を行わずに製品を作れば、出来た製品は欠陥品となり返品の山を築きかねない。(例えばニセ証言や捏造歴史で濫用される偽写真について)理系の学者、研究者、ものづくりに携わるものが、自らの学説や新発見を流布する目的で偽造写真や合成写真を造っても“”は検証過程で露見する。1.何時、2.何処で、3.誰が、4.どのようにして撮影したのかが明確になっているから、検証により真偽が露見する。・・・・だが文系社会とは、偽書は勿論、偽写真を載せた本が大出版社から堂々と売り出され、無実の人を殺人者や犯罪者と告発しても出版が許可され、リコールなきまま版を重ねる不思議な世界なのである。」と述べておられます。文系社会の「一流大学出身者である利口ほど馬鹿」の現象について長浜浩明氏は「理系の世界は忙しい。常に最新の専門知識や技能を習得しながら、文系知識を学ぶには時間が足りない。しかしマスメディアで流布されていることおかしい。納得できない。その原因を追及していくと、文系常識、特にその源泉ともいえる歴史認識が汚染され、狂っていることに気がついた。・・・公教育を通して脳内汚染された文系卒業生の到着点である大学教授マスメディア業者、教員、官僚、政治家などが新たな汚染源となって歴史の嘘広がっていく。一流大学の卒業生ほど汚染が激しく、”利口ほど馬鹿”の可能性が高いのだ。」と述べておられます。
学術的レベルが高い金属学会について環境専門家/中部大学教授の武田邦彦*7は「私は多くの学会の中でもっとも権威のある学会の一つ、日本金属学会に論文を出した。私はもしかすると“事実を記載した論文”が“社会の常識と異なる”ことを理由に拒絶されるのではないかと学生に予め言っていた。しかし、さすがは日本金属学会だった。“社会的常識とは違うが、学術的論理的に正しければ論文にする”との返事があり、結局この論文は認められて日本金属学会誌に掲載された。私は救われた気がした。金属学会は社会的な勢力の圧力とは関係なく事実を正しく理解し、その論文を掲載するという見識が残っていたからである。」と表現しておられます。反対に学者と学会の知的不誠実駄目事例では、141で前述した故山本七平氏は著書*8の中で、人文科学系の学会の実情について「日本では、膨大な基礎作業は一切なしで済まして、他人の研究の頂上のつまみ食いだけで適当に論じて、巧みに結論を出し、それでも学問的業績として評価される。基礎がなく、この基礎を本当に活用できる過去の業績の積み上げ(組織化)がない以上、それはいつしか行き詰まって、何の成果もなく消えるであろう。ヘブル語学者/中沢洽樹教授は、日本の新進の聖書学者を “ピラミッド頂上のつまみ食い”と評した。研究とは、長い年月と大きな労力を投じたピラミッド構築のような膨大な基礎作業、例えば原典の語義、本文批評、本文校訂、古代諸訳との対比、教父文献における引用の研究などを積み重ねての頂点として一つの結論を出していくものである。」と紹介をしておられました。日本本経済新聞2008年8月21日付で国学院大学の竹岡俊樹氏は「どれだけ客観的な説明ができるかは、すべての分野の学問に共通する課題である。論理的思考を鍛えよ。研究対象を厳密に観察して記述する作業は、文化の多様性を超えて、学問の基礎として普遍的なものです。しかるに日本の学問に、そうした問題意識が欠落しているのは、外国からそのまま日本語に翻訳して事足れりとしてきた成り立ちとも関係している。」と述べておられましたが同感です。
上述の金文学氏は近著「混(フン)の中国人」で「中国では歴史書とされている司馬遷史記は、文学的描写方法で歴史を恣意的に扱っており、とても客観的な書物とはいえない。科学、歴史、社会に対する認識や解釈も、厳密な理性思考に依存しなければならないのに、中国人は文学的感性(暗示、比喩、格言)で感情的、直感的に捉える。中国人の感性表現は特別に発達しているといえるが、論理的思考は未熟だ。」と指摘しておられます。この中国の文学的な恣意的な歴史記述が日本に及ぼした影響について、2008年8月の140[モンゴル帝国]で前述の宮脇淳子*9は「日本の中国史研究とは、司馬遷史記を解釈した資治通鑑とこれをさらに要約した資治通鑑綱目に拠っているのでモンゴル草原のできごとを過小評価したままの不十分な研究しかない。」と述べておられます。日本史が偏向しやすいのは、東洋史中国文学的描写方法恣意的な捏造・創作に汚染されているからなのかもしれません。小林よしのり氏は正論2008年12月号で「ネットの普及で学者や知識人も素人に監視される時代になった。いずれその素人の中から本物の知識人が育ってくるだろう。」と述べていましたが、ネットの普及で“知的に不誠実な学者”が炙り出され易くなってきたといえそうです。
以上、生産財営業に及ぼす影響予測のために、132からは[外的環境分析で中国]をテーマとし、その中で139以降は中国共産党が行う[歴史プロパガンダ]に呼応する日本国内の反日日本人の系譜を記述してみました。次頁以降では、中国人(漢人)そのものの特徴を記述していきます。

*1:「得手に帆あげて」本田宗一郎ISBN:4837900658

*2:帰化日本人」 ISBN:9784894519039

*3:「中国人による中国人大批判」金文学著 ISBN:4396314191

*4:「混(フン)の中国人」金文学著 ISBN:9784396613174

*5:「文系ウソ社会の研究」ISBN:9784886563224

*6:「文系ウソ社会の研究 続(2)」長浜浩明著 ISBN:9784886563231

*7:環境問題はなぜウソがまかり通るのか武田邦彦ISBN:9784862481221

*8:「日本人と組織」山本七平 ISBN:9784047100916

*9:朝青龍はなぜ強いのか」宮崎淳子著 ISBN:9784898315774