継往開来2 エコ循環経済と都市の木造化 /228.
2019年12月、令和元年の武漢におけるパンデミックの発生(コロナ COVID-19)でグローバル化の潮目が変わり始め、今年2022年のロシアのウクライナ侵攻は変化の決定打となりました。
幾つもの変化の中で、身近なところで目に見える変化がビルの木造化です。世界各地で建造中ですが、今時点で世界最高の木造ビルは Sweden( 典国 スウェーデン) で建築中の木造20階建ホテルと聞いてます。
やや遅れて日本でも木造化が加速されてきました。日本における木質高層ビルのパイオニアは地方で目立ちます。JR仙台駅東口前にあるらしいのですが高惣ビル7階建ては本格的な木造高層ビルの走りでした。日本初の「3時間木質耐火部材」(国交省認定)で15階建以上の高層木造ビルが建築可能になったそうです。都市(まち)の木造化推進法2021年も立法化されました。
最近では、大手が本格的に乗り出してきました。三井不動産系の三井ホームは木造マンションのモクシオン( MOCXION )の広告を出していました。東京海上は、丸の内の本店ビルを世界最大級となる高さ100mの木造高層ビル( 2028完成 ) に建て替えると発表しました。
昨日のテレ東モーサテで、当分野の専門家の細貝広孝氏( QUICK 企業価値研究所の調査部長 ) が、株式投資からみた企業名として、ヒューリックと大林組を紹介していました。
循環型経済で注目の木材関連銘柄【深読みリサーチ】|テレ東BIZ(テレビ東京ビジネスオンデマンド)
住宅分野では圧倒的な老舗の住友林業は別格として、米国から導入されたツーバイフォー( 2X4 木造 壁式(枠組み)工法 ) が、阪神淡路大震災、東日本大地震、などで耐震強度を証明した実績の貢献が大きいと考えます。住友林業のビッグフレーム構法も見るからに耐震強度が強そうです。従来の木造軸組み工法でも最近はツーバイフォーの良さを取り入れた工法の開発が進んでいるようです。
焼け野原からの戦後復興では、鉄筋コンクリート(RC)が重宝されましたが、様々なイノベーションと住み心地や自然環境保護と森林資源の活用の点から、都市部における建物の木造化が進んでいくことは、地域社会にとってもポジティブなトレンドだと思います。
見境ない国境無視のグローバル化の時代から世界各地で「各地域の国際化と地域振興の時代へ」と潮流が変わりつつあります。世界各地のこれらのいくつもの潮流が地球規模の海流を形成しつつあります。
226までの「青草新吾version1」では物凄い勢いのグローバル化にもみくちゃにされながらも「本当に必要なのは各地域の国際化ではないのか」との「 glocaleigyo の視点 」から投稿を続けました。個人投資家としての活動を高めながら、会社勤めからのリタイアを契機に年金受給も開始し、不動産投資の分野では法人化を行いました。
227からの青草新吾2は、兼業持ちの複業事業家の立場と、 地域の国際化・地域振興 を希求する「 glocaleigyo の視点 」から、「先人の事業を受け継ぎ未来を切り開く継往開来 」を考察していきます。青草新吾versin2。