青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

日本のシリコンウエハーメーカーが世界シェアを高めたのは、米国・台湾・韓国の半導体デバイスメーカーが日本製ウエハーの購入比率を高めたからです。日系メーカーがQCDSに集約できる生産財営業の競争力と顧客満足度を改善できたからですが、このQCDSのSの部分では、大手商社の海外ネットワークが大きな貢献をしているようです。

2006-05-20で触れた半導体30年の泉谷渉氏が5月に出版された著書の中に以下の記述があります。
以下「電子材料王国日本の逆襲」*1

三菱商事にあって、電子材料分野の統括マネージャーの任にある川上秀文氏は、商社を取り巻く事情について次のように語る。「私は、アルミなどの仕事を経て、三菱電機北伊丹製作所の資材購買部に出向したことがある。その後、三菱商事に戻り三菱電機のシリコンウエハーの購買代行業務を担当した。商社がこうした現場を仕切るということは、それだけサプライヤーに対しても、ユーザーに対しても信頼感が強いからだ。(中略)これからは長期安定供給が重要だ。2〜3ヶ月で受注、発注を繰り返す変動的なやり方には、今後は応じられないだろう。インテルサムスンなどの海外メーカーは、1〜2年の長期契約を結びたいとの動きが顕著だ。」

*1:電子材料王国ニッポンの逆襲」2006年5月 泉谷渉著 isbn:4492761608