青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

住宅関連機器

147-1/3. 省エネでヒートポンプ

欧州委員会は、2008年12月に太陽光や風力に加えて大気熱(ヒートポンプ)と水熱を再生可能エネルギーの一つとして認定したそうです。 地球環境対策で次々と規制を打ち出してきた欧州は再生可能エネルギーの利用比率を20%にすることを目標に掲げているそうです…

146-1/3. インバータエアコン

エアコン産業は先進国では成熟産業と思われていた時期もありましたが、インバータ技術との新結合(イノベーション)によるスパイラル展開で新たな市場が拡大中です。 モーターの駆動をインバータ制御にすると、大幅な省エネを実現できます。インバータ制御とは…

102-4/4 有機太陽電池で色素増感型(DSSC)

有機太陽電池の色素増感型(DSSC)は、実用化に向けて研究段階ですが、結晶シリコンや薄膜系の光電変換と異なり、光合成の原理の応用です。 有機太陽電池に関し、上述の半導体産業新聞2007年10月10日付で「太陽電池の劇的なコストダウンでは、有機系太陽電池が…

101-3/3 球状シリコン太陽電池で京都クリーンベンチャー21

球状シリコンの太陽電池では、京都のクリーンベンチャー21(CV21)が次月2007年10月に国内初の量産立ち上げに踏み切るそうです。 球状シリコンが優れているのは1)省資源でバルクシリコンのような切り代(カーフロス)が発生しない、2)省エネで製造に要するエネル…

101-2/3 太陽電池で省シリコンと非シリコン

太陽電池向け需要の急増によるシリコンウエハーの供給逼迫から、省シリコンを実現する薄膜シリコンや球状シリコンの太陽電池、及びCIS太陽電池への期待が高まります。 シリコン消費量に関し、薄膜シリコンは多結晶の1/100の、球状シリコンで多結晶の1/5ぐら…

100-2/3 急拡大する世界の太陽光発電システム

太陽電池の発電容量(設備容量)では、ドイツが2005年に日本を抜いて世界最大の太陽光発電国となりました。太陽電池の供給では、首位のシャープが世界最大の工場建設を発表し、世界2位の独Q-Cellsが日本に進出しました。 自然エネルギーの太陽光への夢が膨らみ…

100-1/3 太陽電池(PV)の多様化 有機系や薄膜化合物

太陽電池(PV)は2000年以降は需要急増が続いていますが、更に多様化でシリコンを使わない薄膜化合物の生産も立ち上がり、有機系太陽電池の量産も足音が聞こえ始めています。 生産財営業の標的は派生需要であり、太陽電池の派生需要は部材や設備です。生産財マ…

99-3/3 発電デバイスで燃料電池(FC) 住宅用

燃料電池(FC)の大型では、コージェネ用の実用化・製品開発が加速しています。 コージェネに関し、102で産業用あるいは家庭用で東京ガスや松下電器の商品開発を前述しましたが、コージェネ用燃料電池では京セラの新規参入について電波新聞2007年2月7日付が「…

99-1/3 発電デバイスで太陽電池と燃料電池

発電デバイスに関し、太陽電池は2000年以降に年率140-150%の勢いで需要急増が続いており、燃料電池も徐々に商業生産が拡大する段階に入りつつあります。 燃料電池は小型よりも大型の実用化が先行し、SOFC(固体酸化物型)が産業用コージェネで、PEFC(固体高分…

93-3/3 エコキュートと自然冷媒ヒートポンプ

エコキュートは自然冷媒のヒートポンプで大気の熱を回収し活用するオール電化の目玉の一つですが、高圧の自然冷媒を使うことから新規の派生需要が生まれています。 日本国の二酸化炭素排出量に関し、97で前述通り家庭部門が14.5%の175百万トンを排出している…

93-2/3 オール電化とコージェネ

家庭用省エネではオール電化の普及が加速しています。エコキュートとIH調理器を主力商材とし、ヒートポンプ床暖房の需要も高まりつつあります。太陽電池もオール電化の支援商材です。 オール電化は西日本を中心に2002年ごろから本格的な普及の段階に入り、今…