青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

103-3/3 太陽電池向け部材と装置

太陽電池(PV)用の製造装置では、1)ターンキーソリューションでポストFPDを狙う企業群と、2)単体装置で受注を狙う企業群、3)他企業との協業でライン一括受注を目指す企業群が三つ巴で商戦を展開しています。 太陽電池製造装置の営業展開に関し半導体産業新聞2…

103-2/3 太陽電池向け部材 オーナンバ他

太陽電池向け部材では、電線業界、化学業界、鉄鋼業界・・等々、旧来の産業分類で様々な業界からの参入が続きます。 業種分類で非鉄からは、東証・大証に上場のオーナンバの太陽光発電配線ユニット(PVU)に関し日刊産業新聞2007年10月22日付は「19日、2008年…

103-1/3 太陽電池産業に参加する方々

急成長が続く太陽電池の分野では太陽光からのエネルギー移転と同様に、様々な方々の志が発するエネルギーも移転されて進化が続きます。 多くの創業者の方々が起業してから生き残りのために発揮した図向けた営業力(営業能力)を55で前述しましたが、日経ビジネ…

102-4/4 有機太陽電池で色素増感型(DSSC)

有機太陽電池の色素増感型(DSSC)は、実用化に向けて研究段階ですが、結晶シリコンや薄膜系の光電変換と異なり、光合成の原理の応用です。 有機太陽電池に関し、上述の半導体産業新聞2007年10月10日付で「太陽電池の劇的なコストダウンでは、有機系太陽電池が…

102-3/4 非シリコン太陽電池で薄膜化合物(CIS)

シリコンを使わない非シリコン太陽電池では薄膜化合物(CIS)太陽電池も立ち上がり始めました。 CIS太陽電池とは、銅(Cu)、インジウム(In)、セレン(Se)を基本元素とした薄膜多結晶の化合物半導体を用いた太陽電池です。多くの場合はガリウム(Ga)を添加するので…

102-2/4 再生可能エネルギーで太陽光発電

自然の摂理の中の人類の営みによる資源価格高騰で、再生可能エネルギー、とりわけ太陽電池の発電コストが経済性に見合うものへと近づきつつあります。 太陽光発電システムの総合効率と原価低減の両方で急激な改善が進んでいます。半導体産業新聞2007年10月10…

102-1/4 太陽光エネルギーと地球46億年史

太陽電池の普及に関し「ソーラー産業は、70年代の半導体ビジネスとそっくりだ」(フォーブス日本版)に筆者/青草新吾は同感です。 同誌2007年11月号が太陽電池の特集でアプライド・マテリアルズ社のCEO/スプリンター氏の弁を紹介していました。同氏は、インテ…

101-3/3 球状シリコン太陽電池で京都クリーンベンチャー21

球状シリコンの太陽電池では、京都のクリーンベンチャー21(CV21)が次月2007年10月に国内初の量産立ち上げに踏み切るそうです。 球状シリコンが優れているのは1)省資源でバルクシリコンのような切り代(カーフロス)が発生しない、2)省エネで製造に要するエネル…

101-2/3 太陽電池で省シリコンと非シリコン

太陽電池向け需要の急増によるシリコンウエハーの供給逼迫から、省シリコンを実現する薄膜シリコンや球状シリコンの太陽電池、及びCIS太陽電池への期待が高まります。 シリコン消費量に関し、薄膜シリコンは多結晶の1/100の、球状シリコンで多結晶の1/5ぐら…

101-1/3 ガンジー主義とミャンマー

仏教国ミャンマーで武力行使も辞さない政府軍を前に粛々と続けられるデモ行進の映像は、ヒンズー国印度で50-60年前まで展開されたガンジー主義(不服従・非暴力・無抵抗)と重なります。 素手で立ち向かう群衆を見て、自らの命を捨ててでも独立を勝ち取るため…