青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

個人と組織の能力向上

181. 松下幸之助翁 無税国家論

故松下幸之助翁の真骨頂は「政治とは国家の経営。国を破産に追い込むような政治を何とかせねば」との危機感と「1百年後からは金利収入だけで予算を組める無税国家論」です。松下政経塾出身の野田総理は、増税の前にやるべきことがあるはずです。 日本の政・…

113-4/4 生産財 事業要員の能力開発で心理学や脳科学

本稿は、生産財の事業要員を想定した能力開発の各社各様の工夫を心理学や脳科学の成果も参照しながら記述していきます。 脳の内部を安全にスキャンできる技術と機器の発達で脳の機能の解明が急速に進んでいます。能力開発の上で大きな支援材料です。けいはん…

2007-12-22 111-1/2 組織デザインと生産性/ ミスミや松下電器など

企業とは営業(事業を営むこと)を推進する組織ですが、組織の生産性は組織デザインの出来不出来によって向上したり低下したりします。 組織デザインの秀逸事例に関し、例えば生産財商社のミスミは「小さな組織で、創って、作って、売る、のサイクルを回すのが…

個人と組織の能力向上に関し「各企業の営業力とは、各企業の組織能力を反映したもの」で、個人の能力の総和ではなくて何らかの化学反応を経た結果といえそうです。

才能や知的能力が高い人材が集まっているはずの大企業でも販売不振で経営危機に陥る企業が数多ある一方で、小さな世界企業、小さな元気印企業も数多あります。前述の藤本篤志氏は野村克也氏の「チームでもっとも大事なのは“機能性”である。『個々の選手の才…

日本のセールスレップは消費財分野が先導していますが、生産財分野でも東京大田区の株式会社匠ネットのようなフロントランナーもみられるようです。

大阪産創館*1がセールスレップの振興事業として開催してくれた講演会で、セールスレップ協同組合JSR*2の理事長である小塩稲之氏から幾つかの事例をお聞きする機会を得ました。 上述の匠ネットは機械商社出身者など60代の10名ぐらいが立ち上げたシニア世…

日本電産の永守創業者は、営業マン教育や販売組織で様々な工夫をしてきておられますが、判り易いのが営業担当者の「三職3P」制度です。

三職三Pを経験する(情熱・熱意・執念の経営)。 三職というのは、営業、経理、生産管理といったように三つの違う職種のことで、三Pとは、東京、大阪、海外など三ヶ所の働く場所を指しています。・・中略・・開発や技術のスタッフとやり取りができるように…