MRO間接生産財
3年前の今頃、メディアの多くが「トランプ当選はない」との報道でした。筆者は「違和感を感じた」のですが結果は「トランプ大統領誕生」でした。今回の米中摩擦についても多数派報道のような「拮抗する衝突」ではなくて「パワーバランスの変化。潮流は共産党…
プリント配線板分野では、技術難易度が高い副資材(MRO間接生産財)では日系企業が過半の世界シェアを獲得しています。 06年6月の30で前述通り、プリント配線板の生産では台湾企業による中国生産の勢いが強く、地域別生産では日中逆転が起こり、中国が世界最大…
名古屋NKS社の社長/松尾茂樹氏は、ISO9000sを活用した事業再編に止まらず、営業プロセスの改革にまで踏み込んだ経験を上梓してくれています。 中堅中小企業にとっては、ISO9000sは安上がりな改革ツールとなります。筆者/青草新吾が目を通した十数冊のISO9…
液晶パネル製造の露光で使うフォトマスクのガラス基板に関し「ニコンが第八世代など大型パネル向けで本格参入する。材料は純度が高い石英ガラス。これまで自社の石英ガラスを切り出して外部に研磨を委託して基板として納入していたが、神奈川県サ寒川町の新…
光学フィルムの搬送や打ち抜き時で汚れや傷を避けるために保護シートが使われますが、日立化成工業の生産拡大が続いているそうです。半導体産業新聞2007年1月10日付は日立化成の光学シート用表面保護フィルムに関し「日立化成の同フィルムを含む粘着フィルム…
ガラス基板に画素ごとのパターン形成をするアレイ工程とカラーフィルター工程では蒸着・レジスト塗布・露光・現像・エッチング・レジスト剥離・洗浄などがくり返されます。この分野ではJSRと東京応用化学(TOK)が圧倒的な存在感を示しているようです。 使用さ…
生産財営業のD(デリバリー)とS(サービス)では、競争が激しくなってくると顧客と自社サービス拠点との近接性と可触性の重要性が高まります。DとSの定石は現地代理店や自社出荷拠点の設置などで、ハイテク素材で言えば最終組立と出荷検査、自動車部品材料でい…
上記事例では、製造業者自らが調製加工を行っているようですが、標準化による[規模の経済]とカスタマイズによる[コストパフォーマンス]の両方を追及するために、旧くは鉄鋼製品でいうところのコイルセンター、新しきは太陽電池向けシリコン材でいうところの…
筆者はHACCP(ハセップ)については素人なので見当違いもあろうかとは思いますが・・。 HACCPで作り込むだけでは、トヨタ生産方式の開祖である故大野耐一氏の「データは大事、それ以上に事実が大事」の最初の方の「データは大事」までも辿りついていないような…
2006-05-06で触れた大野耐一氏の著書*1の中には、トヨタ自動車の創業者である豊田喜一郎氏*2がトヨタ自動車が独立する前年に発表した「トヨタ自動車が今日に至るまで(昭和11年)」を紹介する次のくだりがでてきます。 以下、豊田喜一郎氏。 日本では製鋼…
google:ものづくり 伊藤澄夫 伊藤製作所http://www.itoseisakusho.co.jp/ 同氏が繰り返しの現実検討とシミュレーションを行った結果で、独立自営の経営者として「進出先は比国と決断」した理由はよく理解できます。既に過当競争の泰国でもなく、中小企業が単…
「モノづくりこそニッポンの砦―中小企業の体験的アジア戦略」伊藤澄夫著 isbn:4769361564: 何千工程もかけて製作していた金型製作の工程において、CNCマシンが加工工程の大半をカバーできるようになったのです。・・中略・・設計と試し打ちをした後の対策…
参考:日本金型工業会 http://www.jdma.net/日本の金型製造企業は、90年代の顧客企業の急速な海外シフトと、どさくさで行われた日本から中国やアジアへの図面持ち出し、耐久生産財でCNCマシンの登場やコンピュータ化による加工の簡易化、中国で多い反則…
川上の約30千の単体部品が約1千を超える機能部品に集約される階層の工程では、多くの工程が外注されています。金型製造の業界団体のHPによると、金型業界の規模は、1997年統計で、1兆8千288億円、向け先の内訳はプレス用35%、プラスチック…
例えば半導体のウエハーダイシング用で高い世界シェアを有する広島県呉市発の[株式会社ディスコ]や、電子基板製造用の精密超硬ドリルの分野で新潟県長岡市発の[ユニオンツール]など、持続的な独自能力で競争優位を保つことに成功している企業の例の枚挙に遑…