青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財営業でイノベーション共創と社会貢献を目指す。

非鉄金属&伸銅品

140-2/6. 大量生産・大量消費の経済モデルの終焉と自然の摂理

無分別で強欲なグローバル金融資本主義による惨過は自然の摂理によるパラダイム変換の兆しのようです。大量生産・大量消費の経済モデルの終焉の始まりかもしれません。 米国ウォール街の無分別な金融資本主義とグローバリズムは、暴走して多くの通行人を巻き…

138-2/2. 電子部品で接続部品

一般電子部品の主要品目の接続部品が需要拡大していくことで、特殊鋼製品と伸銅品の需要が伸びていきます。 日刊産業新聞2008年10月28日付で日鉱金属の精密圧延ユニット長/小田正二氏は特殊鋼と伸銅品の両セグメントに関し「特殊鋼の高機能ステンレス材は電…

93-3/3 エコキュートと自然冷媒ヒートポンプ

エコキュートは自然冷媒のヒートポンプで大気の熱を回収し活用するオール電化の目玉の一つですが、高圧の自然冷媒を使うことから新規の派生需要が生まれています。 日本国の二酸化炭素排出量に関し、97で前述通り家庭部門が14.5%の175百万トンを排出している…

85-4/4 非鉄金属業界から電子基板へ

統計上はフレキシブル基板(FPC)に含まれることが多いテープ積層板(FCCL)に関し、非鉄製錬系では三井金属が総合トップですが、内訳の2層基板ではめっき方式でトップの住友金属鉱山に加えて日鉱金属が参入しています。 47と57で前述した電子基板材料のテープ積…

85-3/4 非鉄精錬7社のスパイラル進化

非鉄精錬7社の歴史から産業構造がスパイラルに進化していく様々な事例をみることができます。 非鉄製錬企業の多くが40年前に一度ピークアウトして、30年前に構造不況業種といわれるようになり、長い忍耐の時代からのスパイラル展開で、今はグローバル市場で…

85-2/4 非鉄金属と電線

三井金属の中間素材や住友金属鉱山の電子・機能材などの非鉄製錬7社から電子材を担当する部門の業績を抜き出して合計すると、2008年3月期予想で年商8千5百億円、営業利益667億円です。 非鉄製錬系企業による電子材料事業は、業界横断的に見渡すと一大産業の…

日本企業が圧倒的な強みを発揮しているハイテク素材の一つが化合物半導体です。3G携帯電話の高周波デバイスや半導体レーザーやLEDのような発光デバイスで需要増加に加速がつき始めています。

マテリアル系生産財を象徴する化合物半導体ウエハーは、非鉄製錬や電線製造の周辺で志を持った方々が数十年の雌伏の時期を支えてきた事業ですが、高周波デバイスと発光デバイスへの需要の高まりで事業拡大へとドライブがかかり始めました。17で前述の「100年…

銅の用途の6-7割を占める電線の国内出荷に関し、日本電線工業会は会員の製造企業約140社の2006年暦年銅電線総出荷量が前年比1.8%増の銅量871千トンで3年連続の前年比プラスになった、と発表しています。

2006年暦年の出荷は銅電線が871千トン、アルミ電線が27千トンです。銅電線871千トンの部門別内訳は、建設・電線販売業385千トン、電機208千トン、自動車88千トン、電力74千トン、通信18千トン、その他62千トン、輸出32千トン、以上合計で871千トンです。アル…

国際相場高騰で注目度が高まった非鉄金属の2次製品に関し、77の圧延製品に続き本78では電線を記述します。

75で主な金属資源である鉱石と中間原料、76で1次製品の地金(金属塊)、77で2次製品の圧延製品を取り上げました。銅の1次製品の電気銅(銅地金)は14[マテリアル系生産財と国際情勢]でも前述しました。2次製品の伸銅品は09[自動車部品向け]で、電線は59で前述し…

日本伸銅協会の発表では、2006暦年の伸銅品生産量(速報値)からは、品種別では、リン青銅の伸び率が17.8%で最も高いことが判ります。携帯電話などの情報通信、薄型テレビなどのデジタルAV、車載電装デバイスなどの自動車、といった3分野の需要が高まり続けているからです。

日刊産業新聞2007年1月26日付によると、2006年暦年の伸銅品生産量は1.05百万トンで、過去10年では97年(1.19百万トン)、00年(1.16百万トン)、99年(1.06百万トン)に次いで4番目に高い実績です。対前年比は、品種別の需要で1位の銅条が251千トンで106.4%、2位の…

平成15年度の日本政府の製造業統計によると非鉄製造業は就業者数の2%(133千人)で製造付加価値額の2%(1兆5千5百億円)を生み出しています。

前述76の1次製品の地金(金属塊)を加工して製造される2次製品は電線、伸銅品、アルミ圧延製品と、地金を溶解して成型する鋳造・ダイカスト製品などです。非鉄金属業界の製造業が株価欄の非鉄金属欄に記載されていますが、住友金属鉱山や三井金属などの鉱山製…

非鉄金属産業は、川上で鉱山会社が鉱石の採掘や精鉱などの中間原料を生産し、製造業がこれを素材製品に加工します。製造業は更に電線、伸銅、アルミ圧延、などのサブ業界を構成しています。

住友金属鉱山の福島社長は産経新聞2007年1月17日付で「市況高騰は、中国の急速な経済成長が背景にある。銅やニッケルなどは、中国が国内であまり採れないために世界各地から買い集めている。投機資金も流れ込んだ。非鉄は電線、自動車、電子機器などに使われ…

非鉄金属業界は鉱石を生産する鉱山業と製造業(製錬、製品)及び商社などのサービス産業で構成されますが、国内鉱山が枯渇した製錬業にとって海外鉱山での権益獲得と国内におけるリサイクルが課題になっています。

非鉄金属に関し「需給バランスと価格動向」「日本の製錬業界の技術力」「日本国に期待する資源政策」の3点に関し、 日本鉱業協会の会長でDOWAホールディングスの吉川会長が日刊産業新聞2007年1月1日付で触れておられました。以下で引用します。 1.需給バラン…