外部環境分析で中国
3年前の今頃、メディアの多くが「トランプ当選はない」との報道でした。筆者は「違和感を感じた」のですが結果は「トランプ大統領誕生」でした。今回の米中摩擦についても多数派報道のような「拮抗する衝突」ではなくて「パワーバランスの変化。潮流は共産党…
1920年以降の国際政治の二大潮流(共産主義とリベラル国際主義)のスパイラル変化で、ロシア革命(1905-17)以降の共産主義はソ連崩壊(1991.12)で過去のものとなり、共和党のフーヴァー大統領を破った民主党のFローズヴェルト大統領(1933-)以降に猛威をふるって…
大陸中国で最大最強の利権組織である共産党の終わりの始まり・・・政治とビジネスでどう付き合っていくのがベターか、惺々著と俯瞰してみます。 CCTV(中国中央電視台)は「日本が右傾化し、中国に戦争をしかけようとしている」と繰り返し報道しているようです…
21世紀に入ってからEMS(電子機器受託製造)が大きな存在になりました。2009年の生産額ベースでは世界の電子機器生産90兆円の3割相当の24兆円を占め、最大手が台湾のHon Hai (鴻海)です。 筆者/青草新吾は4月第2週に、久しぶりに台湾を訪問しました。1999年9…
“真の日中友好”のためには、堂々と日本の立場を主張し、且つ、中国の民主化を後押しする姿勢を明確にすべきです。 “まがい物の日中友好”を口実にした政府の中国共産党政権に対する事なかれ姿勢と朝日新聞やNHKなどの対立意見の片方だけしか伝えようとしない…
中国漁船の領海侵犯問題では、那覇地検が越権行為で外交的判断をして体当たり中国人船長を突然釈放したことで、2010年9月24日は、法治国家の日本が世界に恥を晒した国恥記念日になりました。 正義と道理と法に基づく堂々とした政府であって欲しいものです。…
昨日終了したCOP15コペンハーゲンは国益が激突する“武器を使わない戦争”でした。鳩山イニシアチブと称する“国民の血税バラマキ”は“負け犬の遠吠え”のように聞こえたのですが・・。 昨日2009年12月19日に終了したCOP15コペンハーゲンは、排出大国の米国と中国…
温暖化ガス削減の政策としては、宇沢弘文氏の“比例的炭素税”等々、日本ならでは衡平で実効性が高い複数の政策提案に賛同し、不公平で反倫理的な欧州基準の排出権取引には反対します。 京都議定書でカモにされてしまった日本は、8兆円規模の排出権購入に追い…
捏造報道や虚報の中でも、事実が検証されないままでの国費投入や米国の対日非難決議に着火して子々孫々に重荷を背負わせた点で、過去の慰安婦問題と今年4月のジャパンデビューの両方の捏造報道を垂れ流した公共放送のNHKの罪は重いと考えます。 検証された事…
ポスト京都の温暖化ガスの排出削減目標に関し、日本は05年比15%削減(90年比8%削減)、米国は05年比14%削減(90年比ゼロ)、欧州は05年比13%削減(90年比20%減)、と先進国の政策目標が出揃いました。 欧州(EU)が基準年を1990年に固執するのは、先進国のババヌキゲ…
京都議定書で日本がはまったワナとは「最大排出国以下の上位5ヶ国の中で日本一国のみが数兆円ものペナルティを払わされ、日本が払うペナルティの還流先は、削減義務を負わない中国や、削減義務ゼロのロシアや旧東欧諸国」という図式です。 そもそも日本は、G…
中国では共産党幹部に代表される裏社会の汚職成金に加えて、経済成長によって表社会の富裕層も増え続けていますが、内陸の農村地方では格差の淵に追いやられた人々が存在してます。 中国の表社会の富裕層に関し産経新聞2009年4月19日付は「中国で10百万元以…
ペテンという言葉は中国からの輸入言葉で、繃子(bengzi)の日本訛りだそうです。シナ大陸における秦から中国に至る歴史を通して、ペテン師と汚職官僚の跋扈は古代からの漢民族に巣食う伝統のようです。 金文学氏*1は「ウソと偽物作りは、中国の数千年の独裁王…
中国や台湾で展開する日本企業や、パソコンや半導体で実力をつけてきた台湾企業が次の成長ステージに向けての準備を強化しています。 日本の電子部品産業では、昨年のリーマンショック以降、新工場建設の延期や中止の発表が相次いでいますが、人間の生活に必…
死生観に関し、日本人は諸行無常で“死ねば仏”ですが、中国の漢民族は不老不死への強い執着の裏返しからでしょうか、“政敵の墓を暴いて死体に鞭打つ”といわれます。 映画“おくりびと”は日本人の死生観を世界に発信してくれました。国際社会学の立場からの中国…
中国では、景況改善策の家電下郷の政策やEV/HEVの普及促進を目指す十城千輌プロジェクトが発表され、日系電子部品メーカーも恩恵を受け始めています。 十城千輌プロジェクトとは、半導体産業新聞2009年3月4日付によると「中国政府が2月17日に発表。北京や上…
シナ大陸(Mainland China)を支配する漢民族の歴史的トラウマに係わるモンゴル人の国民性を知っておくことは、日本人が日本人自身を「近隣諸国と相対化」して理解するために役にたちます。 前頁152で、漢民族の歴史的トラウマに”モンゴル(大元モンゴル国)によ…
世界シェア5割を獲得している日本の電子部品産業ですが、今大きな転換点に立っています。台・韓・中の追い上げに対し電子部品各社は固有の独自能力を核とした製品の高付加価値化に邁進中です。 昨年秋口からの急激な生産減少に関し、電子部品業界の一部では…
中国人を理解する上で外せない歴史トラウマとは「12世紀から13世紀にかけての異民族に支配された苦難の歴史、即ち、女真人(満州人)に圧迫された靖康の変から、モンゴル人に植民地支配された大元モンゴル国の時代」であると慶応高校元教諭の佐久協氏は指摘し…
孫文が「中国人(漢人)は砂のような民族」と砂のようにバラバラで自己中心の国民性を嘆いたといいます。チベット、内モンゴル、ウィグルの人々は中国人(漢人)の残虐性を訴えています。 “米中はしがみつき合う酔っぱらい。一人が転べば、もう一人も転ぶ。”とNE…
20世紀前半までの帝国主義は植民地争奪戦でした。歴史のスパイラル展開で21世紀に帝国主義が勢いを増すとすれば、有限な地球で生存をかけた金融、食糧、天然資源の争奪戦になりそうです。 18世紀から19世紀にかけて西欧で起こった産業革命とその後の植民地獲…
無分別で強欲なグローバル金融資本主義による惨過は自然の摂理によるパラダイム変換の兆しのようです。大量生産・大量消費の経済モデルの終焉の始まりかもしれません。 米国ウォール街の無分別な金融資本主義とグローバリズムは、暴走して多くの通行人を巻き…
日中韓三国に精通する金文学氏は「日本人の中国認識をダメにしているのが、孔子や老子などの古典漢籍に登場する理想像の中国人と、現実の中国人を混同してしまうこと。」と指摘しています。 金文学氏は、孔子や老子などの古典漢籍に出てくる理想像に惑わされ…
中国の反日とは、反日日本人が中国訪問の度に煽り立ててきた反日、親中日本人による中国の支配層と癒着した振る舞いに対する反発からの反日、中国共産党の対日交渉カード、・・と多層的なようです。 中国人(漢人)の反日について中国出身の金文学氏は近著*1で…
故本田宗一郎氏は「“歴史”さえも書き換えられたことを知っている。・・・私は、行動による話しかけに100%の表現力を認めているが、言葉や文字を信用できない。」と書き残しておられます。 故本田宗一郎氏は著書*1で「科学や技術の世界なら、ゴマカシは通用し…
長浜浩明氏は「朝日新聞とは全体主義。戦前は右翼全体主義、戦後は左翼全体主義。その朝日新聞が火をつけて御用学者が”嘘を本当”と語る、続いてNHKなどの反日業者も一斉に吠え出す。」と全体主義的な言論封殺とニセ証言・ウソ報道に関わる御用学者の国益毀損…
知日英国人のビル・エモット氏が推奨する東京裁判史観の見直しに関し、江崎道朗氏は「東京裁判史観の見直しは、日米同盟強化を願う米国の保守主義者からの支持を獲得できる。我国リーダーは堂々と保守主義の旗を掲げていくべき」と提言しておられます。 日本…
パル判決書を銘記していく上では、学者の事実と論証による真理探究への期待が高まります。但し北海道大学/中島岳志氏の著書のようにマスコミ受けするイデオロギー論争にすりかえた偽装本に近い政治本なども出回っていますから、惺々著と眩まされないようにせ…
ビル・エモット氏による「歴史問題を過去のものとするには[東京裁判のパール判事意見書(パル判決書)]を銘記すること」は事実に基づく知的判断の薦めでもあります。しかるに日本国内ではせっかくの知的論争(事実と検証)に対して、イデオロギー論争(良いか悪い…
日本政府が失敗続きの歴史問題に関し、ビル・エモット氏は著書アジア三国志の中で「もっとも賢明な措置は東京裁判でパール判事が意見書で述べた反対意見を銘記することだ。」と提言しています。 日本政府が中韓から提起され続けてきた歴史問題を過去のものと…