青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財営業でイノベーション共創と社会貢献を目指す。

自動車部品

2018-07-07 212.戦後日本型から「先進国型の働き方」へ

*トランプ政権による「対中制裁発動(知的財産侵害)2018.7.6付」は、戦後世界の秩序を米国第一(America First)で軌道修正をしていくための号砲のようです。 耐久消費財の自動車も、生産財の半導体や電子部品も、大きな構造変化が始まっています。戦後日本型組…

2016-10-01 202 自動車産業の1百年に一度の大変化

日本の自動車産業が大きく飛躍してくれたお蔭で、日本経済の20年間にも及ぶ経済停滞も緩和されました。1百年に一度ともいわれる自動車産業の変化とこれからの日本経済を俯瞰してみます。 筆者/青草新吾は、トヨタのプリウスが販売開始された1997年に大阪イン…

2015-03-29 196-2/2 稼ぐ力を高めてより良い日本を

日本国の企業力と稼ぐ力を高めて日本を良くしていきましょう。「良い企業組織」が生産性を高めて富をもたらします。2000年以降は自動車産業が下支えしてくれました。これからは農業や水産業、林業が賑わい、道州制などの地方分権での中核都市のコンパクトシ…

2013-07-31 190-2/2 クルマと電子部品・電池

アベノミクスのお蔭で「異常な円高が終息」し、自動車関連のような強い産業が更に強くなることで、サービス産業などへの波及効果への期待が高まります。第23回参院選で「日本の政治が安定するだろう」との期待が国際社会で高まっています。 朝日新聞の安倍叩…

2012-09-25 187-2/2 大陸中国日系企業の材料調達で日本以外からの非日本調達材

生産財の材料調達に関し、大陸中国に進出した多くの企業が"貿易協定で不利な日本からの輸入"を圧縮する動きが強まっています。 187-2/2.Industry:大陸中国での材料調達で"日本以外からの非日本調達材"今回2012年9月の大陸中国の反日運動、特に9月15日の青島(…

2012-06-23 185-2/2 自動車産業の構造変化

日本の自動車産業は“外国での現地生産と地産地消”を加速していますので、薄型テレビのような“日本勢総負け”ということにはならないと思います。 日本の自動車産業は初期の“完成車組立”から“現地での部品組立”へと進み、今や“部品の完全現地生産”に向けて、素…

178.自動車部品産業の部材現地調達

日本の自動車産業の国外展開に関し「自動車部品の現地生産」に連なる「部材の現地調達」が急拡大していますが、本来は十分に国外生産を維持できるアイテムまでもが、低俗政治と低俗報道による六重苦からこれはたまらんとばかりに国外脱出してしまわぬよう・…

151-1/2. 石油ピークアウトとCO2排出問題その1

日本のエネルギー消費の20%弱が運輸部門で、乗用車と貨物等が半々です。産業用で省エネ化が進められたのとは対照的に、運輸部門や民生部門のウエイトが高まり続けています。 究極の温暖化対策とは「石油を使わないこと」です。次善の策は「石油消費量を減ら…

145-2/2. 台湾企業の次の成長ステージ

中国や台湾で展開する日本企業や、パソコンや半導体で実力をつけてきた台湾企業が次の成長ステージに向けての準備を強化しています。 日本の電子部品産業では、昨年のリーマンショック以降、新工場建設の延期や中止の発表が相次いでいますが、人間の生活に必…

116-2/2 省エネで車載LED

自動車へのLED搭載が進行中です。 トヨタ自動車が、世界で初めてのLEDヘッドランプをレクサスに搭載しました。120で前述した第1回固体照明国際会議(White LEDs 2007)では、小糸製作所がトヨタのレクサスに搭載されたLEDヘッドランプを中心にLEDフォグランプ…

113-2/4 日本のものづくり競争力と日本的な心や文化

本稿は、日本のものづくり競争力と日本的な心や文化の関係を、素材とデバイスの中間のファジーな領域で付加価値を高める機能(役割)を担う部材(マテリアル系生産財)の数多の事例から拾い出していこうとしています。 強い競争力を持つ部材(マテリアル系生産財)…

99-1/3 発電デバイスで太陽電池と燃料電池

発電デバイスに関し、太陽電池は2000年以降に年率140-150%の勢いで需要急増が続いており、燃料電池も徐々に商業生産が拡大する段階に入りつつあります。 燃料電池は小型よりも大型の実用化が先行し、SOFC(固体酸化物型)が産業用コージェネで、PEFC(固体高分…

98-2/3 蓄電デバイスで電気二重層キャパシタ

電気二重層キャパシタは、2次電池とアルミ電解コンデンサーの間に位置するといえ、車載向けなど大型の開発と実用化に加速度がついてきました。 電気二重層キャパシタ(コンデンサ)は、小型では既にメモリーのバックアップ電源として電話機や無線機、AV機器な…

98-1/3 大容量キャパシタ

リチウム電池、キャパシタ、太陽電池などエネルギーデバイスの分野では、新旧渾然一体のダイナミックな協業と躍動、止揚がみられます。 前頁106でパワー用の大型リチウムイオン電池でベンチャー/エナックスと小沢代表に触れましたが、パワー用の大容量キャパ…

2007-9-8 97-2/3 リチウムイオンでマンガン系

蓄電デバイスのリチウムイオン電池では、ソニー出身の小沢和典代表が起業したエナックスとマンガン系リチウムイオン電池の風が吹いています。 正極にマンガン系化合物を用いた大型リチウムイオン電池の供給に関し、105で日立ビークルエナジー(新神戸電機)が…

2007-9-8 97-1/3 小型二次電池 / ニカド・ニッケル水素・リチウムイオン

充放電ができる小型2次電池は1960年代のニカド電池で普及し、1990年代のニッケル水素電池で需要が飛躍的に高まり、続くリチウムイオン電池で更に加速され、2000年以降は、大型2次電池の分野でも高性能化への需要が高まっています。 人類最古の2次電池は、西…

96-3/3 リチウムイオン電池で車載用大型

リチウムイオン電池の車載用大型電池では自動車メーカーも加わった製造合弁の展開も進みます。 1997年のプリウスの市場投入とEVに関し100で前述しましたが、トヨタは量産開始に向けて1996年12月に松下電池との合弁でパナソニックEVエナジー(PEV)を設立しEV用…

96-1/3 蓄電デバイスのリチウムイオン電池

リチウムイオン電池はエネルギー密度が高いだけに安全コストが嵩む電池ですが、利点が大きいので需要が増え続けています。 筆者/青草新吾は1996年3月に当時のソニー電池研究所の所長/西美緒氏の講演をマイアミの国際会議で拝聴したことがありますが「安全性…

95-1/3 電子材料の産業規模

電子材料の産業規模に関し、日本メーカーの上位30社だけで売上高合計が7兆179億円ということですから、政府機械統計で8.3兆円の自動車部品工業に匹敵する規模であることが判ります。 電子材料のマクロ統計に関し、半導体産業新聞2007年7月4日付が業種横断で…

91-4/4 ハイブリッド車向け車載電装デバイスで高性能素材

ハイブリッド車は従来にない車載電装デバイスを必要とし、これらの車載電装デバイスは従来とは異質の素材を必要とします。 派生需要の連鎖がイノベーションを加速します。ハイブリッド車の電子部品搭載で高性能素材(マテリアル系生産財)の需要を生み出されて…

91-3/4   ハイブリッド車はコストの半分近くが電子部品

自動車は環境・安全・快適のベクトルでエレクトロニクス化が進みます。中でもエコカーを代表するハイブリッド車ではコストの半分近くが電子部品だそうです。 ハイブリッド車そのものは古くから存在していたそうですが、スパイラルに進化した今のハイブリッド…

91-2/4 自動車のスパイラル変化 電動から内燃機関そしてハイブリッドへ

自動車の普及はEV(電気自動車)の電動モータに始まり、長期に亘り内燃機関の時代が続き、そして今はスパイラル展開されたハイブリッドシステムへと進化が続きます。 高度に電子化されたハイブリッド車の登場に関し、筆者/青草新吾は1996年10月に大阪で開催さ…

90-2/3 欧州議会RoHs指令と鉛フリー化  

欧州議会のRoHs指令への対応で鉛フリー化が加速し、材料の鉛フリーハンダと鉛フリーめっきの開発も加速しました。 阪大産研の教授/菅沼克昭氏によると「ウイスカ発生は、室温における金属の拡散速度に大きく依存し、錫・亜鉛・カドミの3金属は銅などの…

自動車分野の特殊鋼や車載電装デバイスなど、情報通信分野で携帯電話やパソコンなど、デジタル家電分野で薄型テレビなど・・の生産好調でレアメタルの輸入も増加傾向にあります。

レアメタル輸入に関し、レアメタル・ニュース2007年2月16日付は「2006年度実績(速報値)は1兆7千億円。対象は貴金属を除く184品目でCIF日本ベース。内訳は金属・化学品61百億円、金属鉱石49百億円、ニッケル地金・展伸材15百億円、触媒10百億円、レアアース4…

車載用途でハイブリッドICの需要が堅調で、派生需要で電子基板のパッケージ基板(モジュール基板)の需要も堅調です。

半導体産業新聞2006年8月9日付で「ハイブリッドICの全世界の需要規模は2兆円前後、日本では国内生産額に輸入額をあわせた3千2百5十億円。車載向けでは、特にアルミ基板や耐熱特性が要求されるセラミック系基板の需要が好調。銅基板はアルミ基板に比較して熱…

電子基板の環境品質に関し、欧州Rohs規制やELV規制、ISO14001・・といった一連のトレンドから鉛を使わない鉛フリー化が進められていることから、樹脂基板の高耐熱化が求められています。

鉛を使わない鉛フリー半田では、従来の鉛を使った鉛半田よりも高温処理されるために耐熱温度のハードルが高くなります。電子基板と電子部品への要求事項の一つである高耐熱化への対応で「半田を使わない実装の方式」も進化中です。 新神戸電機・彦根事業開発…

自動車の電子化と多機能化で様々な派生需要が生まれていますが、電子基板の需要も増え続けています。QCDに加えてE(環境品質と性能)を基軸とした顧客関連のプロセスと営業プロセスが形成されています。

電子基板の工業統計は31で前述の通りJPCA(電子回路工業会)から提供されていますが、この統計は基材別にリジッド基板とフレキシブル基板、モジュール基板に大分類され、更にリジッド基板を金属基板・セラミックス基板と樹脂ソリッド基板に分類しています。自…

耐久消費財の自動車に関し、1970年代の排ガス規制を端緒として進化が始まった電子化ですが、ハイブリッド車や環境対策ディーゼル車が登場し、C&C技術の進化でテレマテックスも加わり、自動車の電動化・電子化・情報化の流れに弾みがついています。

自動車は従来のメカトロニクスの基盤の上に重畳的にエレクトロニクスが中核技術になりつつあります。自動車の電子化は環境・省エネ、快適、安全、をキーワードに進化してきましたが、ハイブリッド技術とC&C技術の進化は、顧客関連のプロセスと営業プロセスの…

半導体リードフレームの三井ハイテックが、要素技術を活かしたスパイラル展開でハイブリッド車・モーターコアの金型やコアの製造に注力するニュースに接し、環境変化にダイナミックな挑戦を続ける三井孝昭・創業者のベンチャー魂を感じます。

同社は、事業リスクが大きくて長期展望を描きにくいインテル向けビジネスから決別し、三井孝昭創業者・現会長は2002年にトヨタカナダから坂上・現社長を招聘しましたが、自動車向けビジネスが着実に育ってきているようです。同社は新日鉄と2003年に三井…

九州の自動車生産が2006年度内に年間1百万台を突破する見通しです。大型の耐久消費財の生産増で生産財の派生需要も増加します。特に運賃負担が大きな素形材やエアコンなどの大型部品では現地生産のニーズが高まります。

九州地区の自動車組立能力に関し、年間能力は日産九州工場が520千台、トヨタ自動車九州が430千台、ダイハツ車体が250千台で、合計1200千台です。この数字の枠外で山口県には復活著しいマツダの防府工場があります。 九州で最初に自動車生産を立ち上げた日産…