青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

ものづくり支援プロセス

21018-05-02 211 会社の役目は営利とイノベーション

会社は公正な稼ぎを従業員や社会に分配し、公正な競争を通してイノベーションを育む社会の公器であり制度です。勤労者の幸福度と民主主義を支えます。日本電産やユニクロのように「創業社長が身に着けている事業家としての製品と市場への深い知見に基づく決…

2013-06-23 190-1/2 アベノミクスで世界に貢献、慰安婦問題のとげ

世界の有識者の多くが”デフレと戦うアベノミクスのリフレ政策”を歓迎しています。同時に”本当に改革できるのか?”と不安げでもあるようです。世界3位の経済大国である日本がアベノミクスのリフレレジームで復活することは、世界経済に良い影響を及ぼします…

2012-12-04 188-2/2 元気日本への政策と政党の考証

2012衆院選(12.16) は“低迷する日本の経済・外交”の“流れを変える“チャンスです。“脱・官僚社会主義の統治構造改革”を政策実行する“改革派保守”への大量投票を期待します。失われた20年間、守旧派保守とリベラルの政治で停滞が続きましたから・・。 経済活力…

183. 公務員天国でギリシャと大阪

“欧州危機に火をつけた役人天国のギリシャ”みたいなことにならぬよう、“役人天国の大阪市や財務省”には改心をして公務員改革と歳出削減に取り組んで欲しいものです。2011年11月27日に大阪で行われる大阪府知事と大阪市長の同日ダブル選挙が、日本を行政破綻…

181. 松下幸之助翁 無税国家論

故松下幸之助翁の真骨頂は「政治とは国家の経営。国を破産に追い込むような政治を何とかせねば」との危機感と「1百年後からは金利収入だけで予算を組める無税国家論」です。松下政経塾出身の野田総理は、増税の前にやるべきことがあるはずです。 日本の政・…

179. 台湾から戦後世界と日本を俯瞰

8月15日は、日本敗戦の日であり、同時にドルの金兌換停止で円が360円の固定相場から変動相場に移行した日であり、台湾では終戦で日本に放棄された日です。 8月第1週に台湾を訪問しましたが、宮崎駿監督の“千と千尋の神隠し”の湯婆婆の屋敷と町のモチーフにな…

178.自動車部品産業の部材現地調達

日本の自動車産業の国外展開に関し「自動車部品の現地生産」に連なる「部材の現地調達」が急拡大していますが、本来は十分に国外生産を維持できるアイテムまでもが、低俗政治と低俗報道による六重苦からこれはたまらんとばかりに国外脱出してしまわぬよう・…

175.東日本大震災 2011.3.11

自然災害としての1次災害への復旧・復興では、不作為による2次災害や、誤った政策による3次災害を起こさぬよう、また復旧・復興のためにも経済活動の一層の活性化を進めねばなりません。 被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。筆者/青草新吾は3月11…

174. 農業大国ニッポンへの期待/ 蝕む農政利権者

農林水産業や食品製造を含む食関連産業の多くは、自動車や電子部品のような他産業が生み出す富と消費に多くを依存して発展してきましたが、これからは世界市場を相手に稼いだ富を日本国にもたらすリーディング産業に発達していけるかもしれません。 日本国内…

174. 農業大国ニッポンへの夢 / 農政利権の歪んだ視点

農業利権者は、“世界5 位の農業大国ニッポン”を貶めるプロパガンダともいえる“農業弱者論”や“カロリーベース自給率”による“税金へのたかり”を止め、国民と全国数十万のプロ農家のために農政改革の支援に回って欲しいと希望します。 先進国では人口の1-2%の農…

165. 日本国財政問題 改革まったなしなのに・・・

日本国の政府債務がついに1千兆円の大台を突破したそうです。団塊以上の世代は“税金や年金・医療などの社会保険コストの食い逃げ”と“次世代の若者への付回し”を止めるべき時期にきています。 次世代の若者に“重税と雇用不安をつけ回していく”今の不健全な社…

153-1/3. 電動車(xEV)の派生需要/ 日本文明の内向き精緻化

HEV(ハイブリッド車)やEV(電気自動車)のものづくりは、日本文明の強みでもある“内向きな役割の精緻化”を象徴していると考えられます。 日本文明とは、古神道を源流として、輸入された仏教や儒学を独自に日本化して独自に発達させ、明治以降は、近代西洋を和…

150-2/2. 排出権という名の金融商品/ 国民負担の環境コスト

京都議定書で日本がはまったワナとは「最大排出国以下の上位5ヶ国の中で日本一国のみが数兆円ものペナルティを払わされ、日本が払うペナルティの還流先は、削減義務を負わない中国や、削減義務ゼロのロシアや旧東欧諸国」という図式です。 そもそも日本は、G…

149-2/2 環境利権と マネーゲーム

温暖化ガス排出削減に関し「世界最高の低炭素社会を実現した日本が目指すべきは、技術移転を通してエネルギー効率が悪い国の温暖化対策に直接に貢献することを目指し、無茶な目標で、途上国に生産や工場を移転させてしまうことではない」に賛同します。 WEDGE…

148-2/2. グローバル化と雇用維持

日本国の持続的繁栄のために必要なのは持続的なイノベーションと国内投資です。日本のGDPの4-5割を生み出す製造業の国内投資縮小はGDP縮小と雇用縮小をもたらします。 今回の世界同時不況で、自動車を始めとする日本の製造業の海外シフトが再び加速する可能…

経済効果が大きなハイブリッド車や薄型テレビ、次世代ゲーム機・・等々では様々な既存技術を組み合わせた統合的イノベーションが膨大な付加価値を生み出しています。

81から薄型テレビの派生需要でターゲット材、画素形成部材、機能性フィルムなどを青草新吾流に俯瞰してみましたが、何れも付加価値の多くはISO9001で言えば設計開発(7.3)と製品実現の計画(7.1)に加えて、分析・改善(8)の改善・改良の積み重ねから生み出され…

日本国がものづくり競争力を維持していくためには「生産財で基幹となるマテリアル系の材料や部品・デバイスをグローバルに供給し続けること」が必要条件です。

マテリアル系の基幹材料や部品・デバイスのスパイラル展開とイノベーションで世界の最先端を走り続けるためには、国内では先端製品の開発・試作・製品化・量産を維持していかねばなりません。そのためには大企業だけでなく、ものづくり支援プロセスを形成す…

36から39で前述の「生産財流通における加工流通企業や商社」は、統計上は「サービス産業」です。製造業とサービス産業の関係は、二分法的なトレードオフではありません。

製造業の生産性向上がものづくり支援プロセスへのニーズを高め、結果として「企業向けのサービス業」が伸びて、個人消費も伸びる、という関係です。企業間取引や産学官連携が活性化すれば個人消費も活性化していきます。 製造業の生産性訴求は様々なものづく…

21(2006-06-02)で記載しました通り、中間財の自動車部品の海外現地生産で現地調達されるロジスティックスに関しては、トヨタグループでは豊田通商が大きな役割を果たしています。

トヨタグループ各社が密集し大規模生産が行われている三河地区と比べると、海外生産の多くは広域点在で且つ小規模生産なので、ものづくり支援プロセスのロジスティックスを豊田通商に集約することで経済合理性が高まります。 36の地場深堀りグループの中堅企…

トーメンを合併した豊田通商は「トヨタ生産方式の考え方で、総合商社とは一線を画した商社像を目指す」ようです。

日刊産業新聞06・4・4付の鉄鋼欄で紹介された豊田通商の清水順三社長の以下インタビューは、豊通の得意領域と特徴を理解する上で参考になります。 (トヨタ自動車へのロジスティックス・サポートについて) ○記者質問:金属部門の①鋼板加工、②アルミ溶湯…

生産財の加工流通に関し、東海地区の自動車部品向けでは、ジャスダック上場の明治電機、名証2部の東海物産、非上場で光洋マテリカ、槌屋、江口巌商店・・等々、年商で3−6百億円規模の地場中堅の商社が、流通加工の調製加工や商品開発で独自能力を高めながら様々なものづくり支援プロセスを形成しているようです。

江口巌商店(名古屋市南区明治一丁目) 江口巌商店の扱い品目は、自動車用塗料ですが「独自の製品開発を行うメーカー機能」を標榜。ものづくり支援プロセスの調製加工で「塗装機械に合わせた調製や配合」を行っています。創業は戦前で明治40年に船舶用品の…

素材の調製加工を担う加工流通や、金属や樹脂の成型を担う外注加工は、自然の河川で言えば本流に流れ込む混然とした支流に相当します。生産財流通のサプライチェーンとバリューチェーンは、自然の河川とよく似ています。

川上の細流に相当する幾つものマテリアル生産財(原料に近い素材)が合流してマテリアルからマテリアル系に高級化されたマテリアル系生産財(パフォーマンスを高めた素材)となり、これらマテリアル系生産財が合流して本流が形成され、本流には更に支流から…

セールスレップが普及することで、中堅中小企業へのものづくり支援プロセスとしての有効性も高いと考えます。技ありの中堅中小企業が営業機能(マーケティングとセールスの両方)を、特に商品開発に直結したマーケティングの機能の外部調達の選択肢が増えます。

輸出に係わっておられる方々の中には輸出先の現地でセールスレップ(生産財の場合にはマニュファチャラーズレップとも)とお付き合いする機会をお持ちの方が少なからずおられるものと推察します。日本の中堅中小の生産財企業では、輸出で現地のセールスレッ…

第1回ものづくり日本大賞の受賞式が、昨年05年8月4日に行われました。小渕内閣の産学官連携に続き小泉内閣が形成する「政府によるものづくり支援のプロセス」です。

小泉内閣のものづくり日本大賞は、歴史と伝統を大切にした上での未来志向の表彰である点が素晴らしいと思います。 第1回ものづくり日本大賞に関し、筆者購読紙の中で「なぜか日経新聞だけが報道しなかった」ように記憶していますが、そうとすれば、毎日読ん…

電波新聞の報道によると、明日から京都国際会議場で開催される「第5回産学官連携推進会議」で、東北大学・並木精密宝石・長野計器の3者への内閣総理大臣賞が授与されるとのことです。

今回受賞内容は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の産学官連携プロジェクトで「金属ガラスを使用したデバイスの開発」で次の2件とのことです。 1.5ミリ径のマイクロギアドモーター。応用は内視鏡やカテーテルといった医療分野、光学機器など。 圧…

中間財の半導体デバイスの製造で供給されるシリコンウエハーの生産財流通に関し、輸出の部分では、三菱商事、三井物産、住友商事が大きな役割をはたしているようですが、同じく中間財の自動車部品の製造企業に供給される自動車部品材料の生産財流通の輸出の部分では、トヨタグループでは豊田通商が大きな役割を果たしています。

トヨタの2005年の世界生産台数7360千台を地域別にみると、海外生産3571千台、国内生産3789千台の内訳です。国内生産台数の流通内訳は、国内販売が1713千台、輸出が2043千台です。世界生産の凡そ半分に相当する4百万台弱を国内生産…

生産財の商社や加工流通企業の場合には、マテリアルが語源であろうと推察できる造語もかなり使われているようです。ジャスダックに上場したばかりのアルコニックスは単純明快な造語だと感じました。

以下、マテリアル系生産財の工業材料を扱う貿易商社や加工流通商社。 アルコニックス(06年4月にジャスダック上場したばかり。非鉄金属製品の貿易商社、社名はアルミの「AL」銅の「Co」ニッケルの「Ni」輝ける未来への夢の「X」を組み合わせた造語…

30千の単体部品が1千ほどの機能部品に集約される自動車部品製造のプロセスには様々な支援プロセスが形成されています。

東海地区の自動車産業では、累積進化してきた「独特の取引システム」に基づく取引基準と、2006-4-23で前述のプレス外注など、ものづくり基盤技術による工程分業である「調整加工の支援プロセス」があります。2006-04-09で前述したカテゴリー[関係性コンピタ…

自動車部品製造企業の製造工程は、多くの外注工程で支えられています。マテリアル系生産財を加工する工程では、耐久生産財とものづくり基盤技術(プレス加工・鍛造・切削・熱処理・鋳造・めっき、など)を使って単体部品が製造されます。もの造りの工程分業を担う「調製加工の支援プロセス」はサポーティングインダストリーの主要プロセスを構成しています。特に金型製造とプレス加工は一大産業を形成しています。

川上の約30千の単体部品が約1千を超える機能部品に集約される階層の工程では、多くの工程が外注されています。金型製造の業界団体のHPによると、金型業界の規模は、1997年統計で、1兆8千288億円、向け先の内訳はプレス用35%、プラスチック…

マテリアル系生産財の顧客関連プロセスに注目することで、殆どの業界・業種・業態の動きや特徴がリアルに見えてきます。

日本のもの造りで国際競争力が高い両翼の自動車とエレクトロニクスの融合は、新たな競争力を生み出していくことになりますが、そこではマテリアル系生産財の進化とともに、サポーティングインダストリーと言われる支援系の産業、とくにものづくり基盤技術に…