青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

2007-01-13から1日間の記事一覧

電子部品を含む電機の業界では対中投資リスクからの分散先として再びアセアンへの投資が増えています。

生産財を供給する製造業や商社の顧客関連のプロセスや営業プロセスもますますグローバルあるいはグローカルに広がっていくことになります。 電機と電子の業界で2000年前後の転換点を象徴したのがアイワモデルの失敗です。海外シフトでコストダウンすることだ…

日本国の製造出荷高に占める外資系の割合は7%前後です。日本の競争力を維持していくためにも「強みを持つ外資の対日投資を誘い込む努力と施策」が望まれます。

平成15年の日本国統計をみると、製造業の外資系は製造出荷高で19兆3千億円、雇用が236千人です。因みに日本国の製造業全体ではGDPの2割、製造出荷高が276兆2千3百億円、付加価値が100兆1千1百億円、雇用が8,658千人です。日本から出ていくグローバル化と併行…

平成15年度の日系企業の海外展開に関し、海外売上高は141兆円で、中国のGDPに近い数字です。海外雇用は3,776千人で、静岡県やシンガポールの人口とほぼ同じ規模です。

日系企業の海外展開で製造業が占める割合は、海外売上高は141兆円の凡そ半分で71兆3百億円。韓国のGDPと同じ規模です。雇用は、海外雇用3,776千人の凡そ8割強で、3,114千人です。 雇用吸収力が高い製造業のグローバル又はグローカル展開は、民間人の交流の機…

日本国がものづくり競争力を維持していくためには「生産財で基幹となるマテリアル系の材料や部品・デバイスをグローバルに供給し続けること」が必要条件です。

マテリアル系の基幹材料や部品・デバイスのスパイラル展開とイノベーションで世界の最先端を走り続けるためには、国内では先端製品の開発・試作・製品化・量産を維持していかねばなりません。そのためには大企業だけでなく、ものづくり支援プロセスを形成す…

日本国を世界に占める割合からみると、0.3%弱の面積で3%弱の人口が居住し、GDPの10%強をアウトプットしています。ものづくり産業が生み出す付加価値額の多くがサービス産業などにも波及しています。

米国は、サービス産業が基幹産業です。金融や映像、インターネットのように世界を相手にして稼いでいます。しかし日本国の場合には、製造業に代表されるものづくり産業が基幹産業です。経済のサービス化が進むにしても、例えば日本語と英語の普及度合い一つ…