2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧
ISO9001は顧客満足を実現するための経営ツールなのだから顧客関連プロセスを重視するのは当然なのですが、もの作りで世界をリードする多くの日本企業が抱えるボトルネックが実はここにあり、多くの企業がトップダウンの改善改革に乗り出しています。…
生産財取引の分野では多くの顧客企業で調達先を集約する流れが強まっています。これはサプライチェーン、バリューチェーンを強化しようとすれば当然の流れです。これからは、天然資源を加工した生産財である「マテリアル」から、マテリアルを加工した「中間…
組織能力という点で、これら京都企業の多くは起業当時の「強烈な起業の志」を維持したミッション経営を貫き通しながら大企業に成長してきておられます。日本電産の永守創業者の「働く場所を作ることが最大の社会貢献」は正に日本の文化に基づいたミッション…
生産財営業の組織的購買の概念である購買センター概念と顧客関連プロセスで示唆に富むのは、和食の匠が素材を活かす達人であるのと同様に、精密無機というマテリアルを深堀したノウハウに裏付けられた独自能力を武器にして、「購買センターのキーマンの賛同…
京都企業は、中間生産財系の京セラ・村田製作所・日本電産・ローム・オムロン・ニチコン・進工業・京セミなど、マテリアル系生産財では福田金属箔粉・サンコール・ニチダイ・日本アルミナ加工・最上インクス・山本精工など、耐久生産財でも島津製作所・村田…
電機電子の消費財分野では、70年代から海外生産の加速が続きました。携帯電話端末も普及の初期段階では日本メーカーが世界市場で一世風靡した時代もありましたが、今は海外勢が席巻しています。ブランドではノキア・モトローラ・サムスンなどが席巻し、日…
川上に近いマテリアル系生産財メーカー(上記③)が中間生産財メーカー(②)に対して行うマテリアル系営業では、生産財取引の特徴が凝縮されていますから、消費財取引や消費財マーケティングとの差異をより鮮明に把握することができます。
日本のモノ作りの強さは摺り合わせとも言われます。そしてそれは生産財取引における摺り合わせを説明しているのですが、日本では[[マテリアル系営業]]の段階から活発な摺り合わせが行われることも多く、様々な調製(セミカスタマイズなど)や工夫が施される…
組織経営は、持続的な収益を生み続ける細かな工夫の積み重ねを厭わない風土や摺り合わせなど品質や裏の競争力に係わる概念です。組織営業は実はこの組織経営を色濃く反映するものとなります。 事業経営は、アウトプットされる製品・売上・収益やそれらを実現…
そしてこれらの高品質な部品やデバイスは、これまた高品質なマテリアル生産財(金属・無機・有機などの素材製品)が安定的に供給されることで強くサポートされていることが判ります。これらマテリアル系生産財はマテリアル系の営業プロセスを通して供給され…