青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

摺り合わせの連鎖

電機電子の消費財分野では、70年代から海外生産の加速が続きました。携帯電話端末も普及の初期段階では日本メーカーが世界市場で一世風靡した時代もありましたが、今は海外勢が席巻しています。ブランドではノキアモトローラサムスンなどが席巻し、日本メーカーは随分と後退を余儀なくされました。
ところが部品・デバイスとなると、まだまだ日本メーカーがずらりと並んで席巻しています。例えばノキアでもキーパーツは日本からの調達が多い、というか殆どがそうなのではあるまいかと推察します。
これらの部品・デバイスは、日本の部品・デバイスメーカーがマテリアル調達の段階から始まる摺り合わせと創意工夫に支えられている。

電機電子分野に続いて自動車業界も海外生産の拡大が続いていますが、
自動車メーカーと部品メーカーとの摺り合わせ、そしてその部品メーカーとマテリアルメーカーとの摺り合わせ、これらの循環的で多重的な摺り合わせの連鎖が、日本の自動車業界の強さの源泉の主要な一つだろう、と自らのビジネス経験から理解してます。

以上、生産財取引のバリューチェーンサプライチェーンを、川下から①消費財(加工組立セット)→②生産中間財(部品とデバイス)→③マテリアル系生産財(素材)→と見ていくと、③のマテリアル生産財と②の生産中間財を繋ぐマテリアル系生産財営業プロセスでは、生産財取引と生産財営業の特徴がより鮮明に掴みやすくなることを説明させてもらいました。