青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

2008-01-01から1年間の記事一覧

139-2/2. 電子部品とスーパーエンプラ

電子部品の小型・高密度化、低背化、鉛フリー対応の進展で景気波動の影響を受けながらも基調としてはスーパーエンプラの需要拡大の方向です。 樹脂製品のグレード(品質等級)は大雑把には、汎用品、エンプラ、スーパーエンプラといった三階層で構成されますが…

139-1/2. 金文学さんの助言「日本人の中国認識を曇らせる孔子と老子」 

日中韓三国に精通する金文学氏は「日本人の中国認識をダメにしているのが、孔子や老子などの古典漢籍に登場する理想像の中国人と、現実の中国人を混同してしまうこと。」と指摘しています。 金文学氏は、孔子や老子などの古典漢籍に出てくる理想像に惑わされ…

138-2/2. 電子部品で接続部品

一般電子部品の主要品目の接続部品が需要拡大していくことで、特殊鋼製品と伸銅品の需要が伸びていきます。 日刊産業新聞2008年10月28日付で日鉱金属の精密圧延ユニット長/小田正二氏は特殊鋼と伸銅品の両セグメントに関し「特殊鋼の高機能ステンレス材は電…

138-1/2. 金文学さんの助言「中国の反日は裏表の二重心理をみるべし」

中国の反日とは、反日日本人が中国訪問の度に煽り立ててきた反日、親中日本人による中国の支配層と癒着した振る舞いに対する反発からの反日、中国共産党の対日交渉カード、・・と多層的なようです。 中国人(漢人)の反日について中国出身の金文学氏は近著*1で…

137-2/2.電子部品の内訳で機能部品

電子部品統計の中の受動部品の内訳で機能部品の水晶デバイスに関し日系企業は世界シェア6-7割を獲得しています。 電子部品統計で一般電子部品の主要品目である受動部品とは、抵抗器、コンデンサ、コイル・トランス、機能部品の4品目で構成されます。さらに機…

137-1/2. 反日学者の知的不誠実

故本田宗一郎氏は「“歴史”さえも書き換えられたことを知っている。・・・私は、行動による話しかけに100%の表現力を認めているが、言葉や文字を信用できない。」と書き残しておられます。 故本田宗一郎氏は著書*1で「科学や技術の世界なら、ゴマカシは通用し…

136-2/2. 電子部品の内訳で回路部品のR(抵抗器)

回路部品のLCRでR(抵抗器)の生産は、普及品の海外生産拡大で国内生産の減少が続いてきましたが、電子機器のデジタル化とスパイラル展開で高付加価値製品の需要が拡大し、抵抗器の国内生産は05年をボトムに増加傾向に転じています。 固定抵抗器を軸にした製品…

136-1/2. 偏りがみられる日本の歴史学と獅子身中の虫 

長浜浩明氏は「朝日新聞とは全体主義。戦前は右翼全体主義、戦後は左翼全体主義。その朝日新聞が火をつけて御用学者が”嘘を本当”と語る、続いてNHKなどの反日業者も一斉に吠え出す。」と全体主義的な言論封殺とニセ証言・ウソ報道に関わる御用学者の国益毀損…

135-2/2. 電子部品の内訳で回路部品のC(コンデンサ)

コンデンサの国内生産並びに輸出の両方が、景気波動や一時的な調整はともかく、薄型テレビ、携帯電話、自動車などのセットの生産台数増加に加えて搭載点数の増加で、長期的には伸び続けていくものと予測できます。 電波新聞2008年7月11日付は「コンデンサは…

135-1/2.米国人による東京裁判批判

知日英国人のビル・エモット氏が推奨する東京裁判史観の見直しに関し、江崎道朗氏は「東京裁判史観の見直しは、日米同盟強化を願う米国の保守主義者からの支持を獲得できる。我国リーダーは堂々と保守主義の旗を掲げていくべき」と提言しておられます。 日本…

134-2/2. 電子部品の内訳で回路部品のL(インダクタ)

一般的にはコイルともいわれるインダクタは、コイルの性質を利用した電子部品で、性能はインダクタンスで示されます。 筆者/青草新吾は、生産財営業の上ではインダクタンス(L)とは[交流電流を流しにくく作用する性質]とか [磁力線を出す能力値(TDK)]という理…

134-1/2. パル判決書と東京裁判史観(戦勝国の勝手史観)

パル判決書を銘記していく上では、学者の事実と論証による真理探究への期待が高まります。但し北海道大学/中島岳志氏の著書のようにマスコミ受けするイデオロギー論争にすりかえた偽装本に近い政治本なども出回っていますから、惺々著と眩まされないようにせ…

133. 電子部品の内訳で回路部品

携帯電話と車載情報通信機器などモバイル分野と家庭用ゲーム機などアミューズメント分野の電子部品では電子基板の高付加価値化と個別部品の小型化とモジュール化が進展しています。 統計上で一般電子部品は、受動部品、接続部品、電子回路基板、変換部品、そ…

133-1/2. 歴史問題でパール判決書/ビルエモット氏の提案

ビル・エモット氏による「歴史問題を過去のものとするには[東京裁判のパール判事意見書(パル判決書)]を銘記すること」は事実に基づく知的判断の薦めでもあります。しかるに日本国内ではせっかくの知的論争(事実と検証)に対して、イデオロギー論争(良いか悪い…

132-2/2. 電子基板の多層化と高密度化

プリント配線板(PWB)は実装密度の高まりによる回路の結線と配線の増加で多層板[貫通多層板・IVH多層板・ビルドアップ多層板]の進化が続きます。 進化とは発達と退化です。国内生産では退化傾向が強い片面基板のスパイラル進化に関し58[06年9月]で前述しまし…

132-1/2. 親日英国人による歴史問題への提言

日本政府が失敗続きの歴史問題に関し、ビル・エモット氏は著書アジア三国志の中で「もっとも賢明な措置は東京裁判でパール判事が意見書で述べた反対意見を銘記することだ。」と提言しています。 日本政府が中韓から提起され続けてきた歴史問題を過去のものと…

131-2/2. 電子基板検査装置

電子機器に内臓される電子部品の精密化で、電子部品を搭載するプリント配線板も精密化が進み、プリント配線板の検査装置も進化が進んでいます。 電子基板(プリント配線板とモジュール基板)に関し、電子基板のモジュール基板・テープ基板の検査装置に関し、電…

131-1/2.モンゴル帝国のユーラシア・アジア連邦

アジアの地政学的特徴は、モンゴル帝国の歴史を再考・再調査すると理解しやすくなります。アジアとヨーロッパには16百万人ものチンギス・カン(汗=ハン、遊牧君主の称号)の子孫がいるそうです。 モンゴル国のレアメタル鉱山を対象にした下術の投資ファンドが…

130-2/2. アジアの電子基板製造用装置

電子基板(プリント配線板/モジュール基板)の進化と並行して、電子基板製造用で直接描画装置や熱プレス積層成型プレスで使う真空プレス装置など製造装置の進化も続いています。 プリント配線板上(以下PWB)の微細な付着ゴミを除去するく基板クリーナーに関し半…

130-1/2. アジア三国志

アジア三国志の著者/ビル・エモット氏は「明日のアジアのバランス・オブ・パワーを形作るのは経済よりも政治だろう」といいます。 欧州人が抱く日本人のイメージに関し、欧州生活の達人/デュラン・れい子氏は著書「一度も植民地になったことがない日本」*1で…

129-2/2 電子基板製造用 生産間接財 

プリント配線板分野では、技術難易度が高い副資材(MRO間接生産財)では日系企業が過半の世界シェアを獲得しています。 06年6月の30で前述通り、プリント配線板の生産では台湾企業による中国生産の勢いが強く、地域別生産では日中逆転が起こり、中国が世界最大…

129-1/2 中国共産党6千万人

中国共産党は行政・立法と警察権に加えて軍隊(共産党軍事委員会)まで抱えていますから「すべては力次第」と真善美や自由競争からは程遠い利権まみれの腐敗社会を生み出しています。 中国で最も繁栄したのは元(モンゴル帝国)や清(満州帝国)の異民族支配を受け…

128-2/2 電子基板製造用 部材

電子機器内部の実装、半導体デバイスや電子部品を搭載する電子基板(プリント配線板とモジュール基板)も進化が続きます。 プリント配線板(プリント回路板)とは「絶縁層としてガラス布などの基材にエポキシ樹脂などを含侵させた複合素材のプリプレグに配線材料…

128-1/2 中国進出の被害事例 

生産財輸出で最大仕向国の中国に関し、氾濫するマスメディアのプロパガンダ受け売り報道よりも、中国進出で巻き込まれた被害事例など報道されない情報の方がビジネスマンにとっては有効性が高いような気がします。 中国進出に踏み切ったものの、結果は金銭を…

127-2/2 電子基板産業の動向

電子製品のバリューチェーンとサプライチェーンに関し、電子基板の主要部材である電解銅箔の動きを通して、電子基板が組み込まれる電子製品の動きが見えます。 電子基板に関しては、電子基板の製造で使われるマテリアル系生産財の部材については06年6月の32…

127-1/2 対中ODA

対中ODAに関し、欧米は人道支援に絞るケースが多かったようですが、日本からは軍事転用目的や共産党幹部向けで利用される事例が多かったようです。そして今、装いを新たにした対中ODA(環境ODA)が持ち上がってきました。 本日2008年7月6日付日経新聞(朝刊)は…

126-2/2 携帯電話と電子基板

携帯電話をより薄く、小型化するために電子基板と実装技術の進化が続きます。 携帯電話の電子基板向け銅箔では、主に携帯電話に使用される高密度ビルドアップ基板ではレーザービア加工の加工性が高いことから樹脂付銅箔が使用されていますが、半導体産業新聞…

126-1/2 台湾人の複眼的思考

日本企業の中国進出では、初期段階で台湾企業や台湾人との編成を組んだ成功事例もあれば、反対に中国人留学生などとの個人的知遇を契機に中国進出した事例では、金銭を巻き上げられただけという失敗事例も少なからずありました。 日経新聞2008年6月17日付で…

125-2/2 携帯電話の実装設備と金型など

携帯電話の小型・薄型化を主な背景として部品のマウンタ(実装機)メーカー各社による半導体製造の後工程分野への参入が活発になっています。 電波新聞2008年3月4日付は「多機能をいかに軽薄短小の筐体に収めるか。薄化を目的に、パッケージングしない裸のICチ…

125-1/2 中国共産党のプロパガンダ詭弁とチベット雪山獅子旗(せつざんししき)

生産財輸出の最大仕向国である中国のカントリーリスクが高まりつつあるようです。中国の共産党政権から流布される洪水のようなプロパガンダを裏読みして、長期展開を洞察していかねばなりません。 多くの嘘や捏造を流布するのが戦時下のプロパガンダです。反…