青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

産業集積と競争力

2018-09-15 214.変化に強い会社と働き方とは

大変化が進みます。衰退していく会社もあれば、AIで機械化される仕事も増えていきます。日本が強みとする産業で、より付加価値が高い仕事と働き方を工夫していくことで、危機に強い個人や組織が作られていきます。 大転換の時代を乗り切っていくために、仕事…

21018-05-02 211 会社の役目は営利とイノベーション

会社は公正な稼ぎを従業員や社会に分配し、公正な競争を通してイノベーションを育む社会の公器であり制度です。勤労者の幸福度と民主主義を支えます。日本電産やユニクロのように「創業社長が身に着けている事業家としての製品と市場への深い知見に基づく決…

2016-10-01 202 自動車産業の1百年に一度の大変化

日本の自動車産業が大きく飛躍してくれたお蔭で、日本経済の20年間にも及ぶ経済停滞も緩和されました。1百年に一度ともいわれる自動車産業の変化とこれからの日本経済を俯瞰してみます。 筆者/青草新吾は、トヨタのプリウスが販売開始された1997年に大阪イン…

2014-08-23 194-2/2 国政品質とメディア品質

「朝日新聞に代表される虚報タブロイド系メディア」と自民党宏池会の河野洋平氏や民主党の海江田代表など「国益意識が希薄な国会議員」が跋扈する国会など、これら組織の品質改善が望まれます。 ビジネスマンも外国で生活する邦人も出身国の外交力の影響を受…

2013-09-16 191 中韓企業と日系企業

アベノミクスでニッポンが復活してくれればと期待しています。産業集積の強みを維持していく上ではニッポン電機にも復活を期待します。財政赤字削減に繋がらない「増税目的だけの単なる消費税増税」がデフレ脱却の邪魔をしないことを祈っています。 「デフレ…

2013-05-26 189-2/2 電子基板産業の今昔と東アジア

電子回路基板(プリント配線板)の産業では台湾企業が大きく伸びました。勢いが際立っています。 筆者/青草新吾は、5月連休明けに、TPCA(台湾電子回路協会)が、蘇州で開催した“TPCA SUZHOU 2013”を訪問しました。電子部品を表面に固定して配線し電子回路を構…

2012-12-04 188-2/2 元気日本への政策と政党の考証

2012衆院選(12.16) は“低迷する日本の経済・外交”の“流れを変える“チャンスです。“脱・官僚社会主義の統治構造改革”を政策実行する“改革派保守”への大量投票を期待します。失われた20年間、守旧派保守とリベラルの政治で停滞が続きましたから・・。 経済活力…

2012-08-05 186-2/2 今後の成長モデル

営業とは事業を営むことですが、生産財営業では様々な成長モデルへの知見が役に立ちます。 アップルなどの伸張著しいIT企業、トヨタや日産、フォルクスワーゲン(VW)、現代自動車などの勢いがある自動車メーカーなど、これら伸張著しい消費財メーカー向けのサ…

2012-05-06 185-1/2 日本というシステム

企業の国際化は更に加速し、生産財営業も輸出よりも直接投資で稼ぐ時代に入っていきそうです。“企業と国民の発展を阻害”している“明治そのままの日本の統治機構と既得権益”はリセットが必要なようです。 筆者/青草新吾は、半年ぶりに曼谷(バンコク)を訪問し…

184.日本企業の国際化が“素材や部材を含めた産業集積レベルでの国外シフト”の段階に入ったことで、国富の源泉が輸出から“対外直接投資からの受取額”にシフトしつつあります。

日本も米国のように「貿易収支の赤字を、対外資産からの配当や金利で埋め合わせる」経済構造に移行しつつあるような気がします。2010年度ITI統計でみると、日本企業の対外直接投資残高は83.1百億ドル。直接投資からの収益受取額は3.82百億ドルで下術の通り9…

176. 台湾とEMS

21世紀に入ってからEMS(電子機器受託製造)が大きな存在になりました。2009年の生産額ベースでは世界の電子機器生産90兆円の3割相当の24兆円を占め、最大手が台湾のHon Hai (鴻海)です。 筆者/青草新吾は4月第2週に、久しぶりに台湾を訪問しました。1999年9…

160-3/3. 創エネ・蓄エネ・省エネ 今はまだ日本が強い

温暖化ガス対策の内訳で、創エネ、蓄エネ、省エネの三拍子ともに今は日本企業が強い分野ですが、激化していくグローバル競争と資源問題からの制約を含めて油断はできません。 現在進行形のパラダイムシフトによって、成長戦略のキーワードは、環境・エネルギ…

155-1/2. 高性能二次電池と部材

日本の製造業で、国内生産と雇用創出の最後の砦は“素材と部材”のマテリアル系生産財です。リチウムイオン電池の部材は日本企業が世界シェア8−9割を占めています。 最近のリチウムイオン電池の開発動向について、オートモティブエナジーサプライ社は電波新…

153-1/3. 電動車(xEV)の派生需要/ 日本文明の内向き精緻化

HEV(ハイブリッド車)やEV(電気自動車)のものづくりは、日本文明の強みでもある“内向きな役割の精緻化”を象徴していると考えられます。 日本文明とは、古神道を源流として、輸入された仏教や儒学を独自に日本化して独自に発達させ、明治以降は、近代西洋を和…

149-1/2. パワーデバイスでIGBT

温暖化ガスの排出削減と脱石油社会(低炭素社会)の実現を進めていく上では、日本国内に集積するパワーエレクトロニクスの“デバイス・制御技術”が、国益と世界益の両方を実現できる主要なドライバーの一つとなります。 157でインバータを記述しましたが、大出…

148-1/2. 省エネでインバータ

省エネ・低炭素社会へと向う追い風が吹く中で、日系企業が世界シェアの凡そ半分を獲得できているインバータは、日本経済を下支えしてくれる産業分野の一つです。 155でインバータエアコンについて記述しましたが、例えばビル空調でインバータを使用すると電…

112-3/3 照明デバイスでLED

LED分野で事業展開する韓台のソウル半導体、台湾エピスター、日本の日亜化学、シチズン電子、豊田合成、昭和電工、星和電機、ナイトライド・セミコンダクタ、ジェネラライツ・・の各社に係る報道を以下で並べてみます。 韓国のLEDメーカー/ソウル半導体に関…

112-2/3 LED照明で日亜化学と韓国サムスン

LED分野の事業戦略と生産財マーケティングに関し、韓国サムスンとの競合が強まる日亜化学が参考になります。 日亜化学の記述に入る前に、日亜化学でLEDを開発しながらも日亜と袂を分かった中村修二氏の近況報道について記述します。中村修二氏は、今は米国加…

2007-12-22 111-2/2 照明デバイスの省エネでLED

省エネで寿命が長いLEDの製造に関し、半導体や液晶のように日・韓・台が生産集積国になりつつあります。台湾企業のシェアが高まり、韓国企業がこれを追いかけつつあります。 先月11月26日-30日に照明学会主催で開催された「白色LEDと固体照明国際会議」(White…

91-1/4 日本化(Iapanization)のスパイラル展開 漢字や自動車の事例 

日本文化の特徴に日本化(Japanization)とスパイラル展開があります。2000年ほど前に輸入した漢字や、ここ100年ほどの自動車でもみられます。 漢字に関し、日本文化は輸入漢字を日本化して性能を高め、更に日本語とハイブリッド化させて日本語の新しいシステ…

90-1/3 生産財営業のE(環境品質対応)で鉛フリー化

化学物質規制で一気に加速した鉛フリー化ですが、鉛フリー化で頻発するウイスカが航空機や原子炉などで故障を引き起こしたり、あるいはどうにもこうにも鉛フリー化できない領域も残されています。 鉛使用の規制は96で前述の欧州議会の指令が先導役となりまし…

89-1/3 石田梅岩の商人道 顧客関連プロセスと営業プロセス

環境対策では環境と経済の両立が必要です。顧客関連のプロセスと営業プロセスでは石田梅岩の商人道の考え方が参考になります。 環境対策は付加価値と収益を生み出す事業として展開することが重要です。顧客関連プロセスと営業プロセスに、環境対策が技術開発…

88-2/3 エネルギー効率トップのニッポン鉄鋼産業

産業別エネルギー消費に関し、日本の鉄鋼産業のエネルギー効率(製品単位当りエネルギー消費量)は世界トップで、中国や米国の鉄鋼産業よりも2割ほど省エネです。正に産業集積による競争力の典型事例といえます。 日本鉄鋼連盟は2008年夏開催の北海道洞爺湖サ…

87-3/3 環境規制の強化。日本企業にとっては追い風

環境保全活動で先行投資してきた日本企業、とりわけエレクトロニクス業界や自動車業界の各社にとっては、環境規制の強化は追い風といえます。 ISO14001認証登録状況に関し、アイソ・ワールドの統計http://www.ecology.or.jp/isoworld/によると2007年1月現在…

2007-06-16 86-2/4 電子部品の内訳で受動部品 村田製作所やTDK

電子部品の内訳で、受動部品については村田製作所やTDKのような素材から部品までを一貫加工する企業の強さが際立っています。 日本生まれの素材に関し、日本で発明されたフェライトを世界で初めて工業化したのがTDKで、チタン酸バリウムを使った積層セラミッ…

84-1/5 日本の貿易相手国で米中逆転

日本国の貿易額統計の相手国別で、2006年度は戦後初めて中国が米国を上回りました。日中経済の相互補完関係の強まりを示す象徴的な統計となりました。 電産新報2007年5月21日付で財務省の貿易統計速報を紹介していましたが「これまで中国に香港を加えると04…

83-1/3 生産財のFPD部材供給で中華圏と韓国

FPD向け部材供給ビジネスでは、民主主義の台湾、中華圏の中の更なる小中華ともいえる韓国、共産党独裁と言論統制が残るなかで近未来の国家のあり方を模索中のやや混沌とした中国といった多様な中華圏の理解が欠かせません。 2003年に来日された李昌植氏(学校…

82-1/4 工業化と資源獲得で中国

工業生産の拡大が著しい中国の資源獲得に関し、大勢の中国人がアフリカにおしかけ、現地との利害トラブルが発生し、エチオピアでは多数の犠牲者がでたそうです。 75.76.で金属資源、80.と81でレアメタルについて記述しましたが、エチオピアでは中国系の石油…

81-2/4 プラズマテレビで中国

中国の四川省でプラズマテレビと主要デバイスであるPDPの生産ラインが着工されました。長虹(Chon Hong)は世界4強入りを目指しているそうです。 中国政府はPDPの産業群確立を国家プロジェクトとして推進しているそうです。電波新聞2007年5月9日付は「新華社電…

81-1/4 耐久生産財で中国

グローバル品質の耐久生産財でも中国は世界最大の市場になりました。輸入では台湾などの華人資本の調達がかなりのウエイトを占めているようです。 日本からの輸出は、統計上は中国向け輸出として計上されますが、現地の輸入企業の多くは華人資本の企業と日系…