青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

112-3/3 照明デバイスでLED

LED分野で事業展開する韓台のソウル半導体、台湾エピスター、日本の日亜化学シチズン電子豊田合成昭和電工、星和電機、ナイトライド・セミコンダクタ、ジェネラライツ・・の各社に係る報道を以下で並べてみます。

韓国のLEDメーカー/ソウル半導体に関し、電波新聞2007年8月29日付は「ソウル半導体は、サムスン電子LG電子にLEDを供給しており、売上高の70%携帯電話向け。今後、TFT-LCDの部材コストの2-3割を占めるCCFLバックライトシステムの分野にLEDで挑む。昨年末、東芝松下ディスプレイテクノロジー(TMD)と最終ソニー向け12.1インチLCDパネル向け白色LEDを供給する契約を締結した。サムスン電子LG電子にもノートPCのLCDバックライト用としてLEDの供給を開始している。LEDはCCFLよりも消費電力や放射熱量が少ない。」と報道していました。
日本と台湾のLEDメーカーに関し、半導体産業新聞2007年7月25日付は台湾LEDメーカーの近況に関し「エピスターの06年売上高は192百万米ドル。AlInGapInGaNによる赤、オレンジ、黄、GaPによる赤、緑などをそろえる。アリマオプトエレクトロニクスの06年売上高は、98百万米ドル。AlGaInPで赤・橙・琥珀・黄・黄緑・緑、InGaNで青・青緑・緑、と様々な可視光LEDをラインアップ。VPECの06年度売上額は12百万米ドル。AlInGaPとGaAsで580-630nm波長の赤色及び黄色で、エピタキシャル成長からチップ製造まで対応。」と、また日本企業については「日亜化学の光半導体売上高は06年12月期で1518億円、(半導体業界では図抜けた)営業利益率は前年比5%ダウンで59.9%。LEDモジュールで国内トップのシチズン電子のオプトデバイス売上高は前年比27%減の480億円。豊田合成は前年比11.8%増の164億円。昭和電工のLED事業は、06年度で100億円だが、GaN系と四元系を80%まで高めて2010年度には600億円を目指すDOWAエレクトロニクスは、AlGaAs系赤色・赤外のLEDを基板からチップまで一貫生産しており、赤外LEDは携帯電話のIrDA用通信、赤色は医療用に好調。月産能力は5千万個を持つが、06年度は数量ベースで前年比20%増を記録した。星和電機のLED売上高は06年度で17億円でアミューズメント向けが50%、家電、携帯、車載向けが欠く10%ずつで、自社の信号機と道路照明用にも供給している。紫外線LEDを展開するナイトライド・セミコンダクタは、06年度に経常黒字化を果たした。全て海外向けだが貨幣識別用が伸びた。樹脂硬化用で水銀ランプの代替需要を開拓。07年度中の上場を目指す。03年8月の設立されたファブレスジェネラライツは、GaN系ウエハー/素子を台湾と中国で委託製造し、ウエハー月産12千枚、素子月産3千万個の能力を持つ。」と報道していました。