青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

141-3/3. 20世紀前半までの植民地争奪戦

20世紀前半までの帝国主義は植民地争奪戦でした。歴史のスパイラル展開で21世紀に帝国主義が勢いを増すとすれば、有限な地球で生存をかけた金融、食糧、天然資源の争奪戦になりそうです。 18世紀から19世紀にかけて西欧で起こった産業革命とその後の植民地獲…

141-2/3. 古代ローマから法治国家モデルへ、中世モンゴルからグローバル通商国家モデルへ

古代ローマ帝国で法治国家モデルが確立され、中世のモンゴル帝国で信用取引とグローバル通商国家モデルが誕生しています。 ローマ帝国ではローマ街道が栄え、モンゴル帝国ではシルクロードが栄えました。覇権国を中心としたパワーバランスは、時代の価値観と…

141-1/3. 米国リベラルと覇権国家のパラダイム転換

オバマ大統領の登場は、日本にとっては政治的には大きなリスクを伴いながらも、生産財営業の立場からはポジティブな要素が多いと考えられます。 オバマ第44代米国大統領の就任演説のキーワードは、政治面では“新しい責任の時代”、経済面では“グリーンニュデ…

140-6/6. 覇権国とパワーバランス [本稿抄録] 

本稿でも、社会構造、政治、文化に多大の影響を及ぼす覇権国とパワーバランスについて記述をすすめていきます。 生産財営業の多くは、国際情勢と密接不可分です。かってダニエルベルは工業化社会以降の論考で、社会構造、政治、文化といった三層構造に切り分…

140-5/6. パラダイム転換で能力開発の工夫

外部環境として経済活動の価値観(パラダイム)が転換していく流れにあって、生産財営業に携わる経営者と事業幹部、セールスパーソンの能力開発の工夫も本稿のテーマです。 昨年2008年は、生産財営業で最大の輸出先である中国経済の変調が見え始めたことから中…

140-4/6. メディア多数派の反日傾向は占領政策の名残か? 

日本のマスメディアの多くはまるで悪循環の増幅装置のように、「日本よもっと悪くなれ」とばかりに騒動拡大に誘導するような報道をしがちです。朝日新聞と毎日新聞のようにニセ証言まで悪用しての反日報道は一事が万事です。 “世界史的な大変化”の時代です。…

140-3/6. 生産財営業の標的=次の成長分野

生産財営業の標的となる次の成長分野について、日本国内を起点として成長していく分野と製品の記述を進めていきます。 産経新聞2009年1月10日付はパナソニックが9日に行った経営方針説明会で大坪文雄社長の説明「2009年は、創業1百周年となる10年後に、世界…

140-2/6. 大量生産・大量消費の経済モデルの終焉と自然の摂理

無分別で強欲なグローバル金融資本主義による惨過は自然の摂理によるパラダイム変換の兆しのようです。大量生産・大量消費の経済モデルの終焉の始まりかもしれません。 米国ウォール街の無分別な金融資本主義とグローバリズムは、暴走して多くの通行人を巻き…

140-1/6本稿抄録2009/金融危機で始まったパラダイムの大転換

<148までのシリーズ論考は、次々頁151で再開します。>