青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財営業でイノベーション共創と社会貢献を目指す。

140-5/6. パラダイム転換で能力開発の工夫

外部環境として経済活動の価値観(パラダイム)が転換していく流れにあって、生産財営業に携わる経営者と事業幹部、セールスパーソンの能力開発の工夫も本稿のテーマです。

昨年2008年は、生産財営業で最大の輸出先である中国経済の変調が見え始めたことから中国に関するシリーズ論考が中心となり、本カテゴリーの記述できませんでした。今年2009年は、各シリーズ論考の間に挟んで記述していきます。
世界史的なパラダイム転換の時代の経営や生産財営業では“計画力”の重要性が高まります。計画力とは「優れた計画を立案し、その通りに実行したり実行させる能力」という加藤昭吉氏*1の説明が判り易いと思います。経営や生産財営業で重要なのが構想設計です。製品開発のプロセスは、製品企画構想設計詳細設計製品検証、というサブプロセスで構成されます。付加価値競争力の殆どが、構想設計でほぼ決まります。ISO9001では、モノづくりに限らず、プロジェクト的な仕事も同様であるとして、業務品質のマネジメントを要求しています。企業や役所といった組織単位でも、目標実現に向けてPDCAが回せるように柔軟で具体的な実行計画としての計画を絵姿のように描ける組織と、社会主義官僚主義杓子定規分析過剰将来像に乏しい計画書しか書けない組織とでは、大きな格差がついてしまいます。この計画力を構成する構造や、計画力を高める訓練など、あるいは営業能力などについての論考を記述していきます。
有り難いことに脳科学心理学、更には素粒子物理学分野からの発表が年々積みあがってきています。そこで何度も気付かされるのが日本の風土の中で育まれたアニミズム神道仏教を中心に形成されてきた日本文化日本文明、それらの源流の一つでもあった東洋哲学の素晴らしさです。例えば素粒子物理学の発見の数々は、古来からの仏教の宇宙観と一致しています。科学が、古来仏教の教えの解説書のように、少しづつ仏教の教えを解き明かしてくれています。更なる発見が楽しみです。脳科学や心理学、素粒子物理学などの成果を活用することでより効果的で効率的な人材開発が可能となります。

*1:「計画力を強くする」加藤昭吉著 ISBN:9784062575522