青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

103-1/3 太陽電池産業に参加する方々

急成長が続く太陽電池の分野では太陽光からのエネルギー移転と同様に、様々な方々の志が発するエネルギーも移転されて進化が続きます。

多くの創業者の方々が起業してから生き残りのために発揮した図向けた営業力(営業能力)を55で前述しましたが、日経ビジネス2007年10月8日付がエヌピーシー(東証マザーズ)の社長/隣良郎(ちかきよしろう)氏に関し「同社は真空ラミネータなどの太陽電池製造装置世界シェア4割を握り首位に立つ。今でこそNPCの年間売上高の約85%を太陽電池の製造装置が占めるが、太陽電池の製造装置がNPCの業績を左右するようになったのは3年ほど前からだ。隣(ちかき)はNPC創業前に2社で経営破綻経験した。最初は(83年に大阪大学工学部を卒業して)入社した伊藤萬(現住金物産)が93年に110年の歴史に幕を閉じた時。次に知人の紹介で柏木式とよばれる独自の真空包装機を製造販売する日本ポリセロ工業に入社。ここの経営危機に際して、社長から事業継承を頼まれた隣は、誰かが経営を引き継いで倒産を回避しないと、高齢の工員全員が路頭に迷う。受けてチャレンジするしかない、と決断。このポリセロ工業から柏木式のれん約1.2億の債務を引き継いで債権者に頭を下げて債務分割払いをお願いし、何とか了承を取り付けて、92年12月NPC創業した。海外の安価な労働力を利用してコストを削減しなければうれないような製品はリスクが高すぎるから生産拠点は国内に限定している。」と紹介記事を掲載していました。太陽光と同様に創業者エネルギーが社員に移転し、思いが同一化して組織能力が最大限に発揮されて経営資源の不足を埋めて粘り強く事業を持続していく状態です。
太陽電池の需要拡大は長期に亘って続きそうです。109で前述したPV2030に関し、再生可能エネルギー協議会で東京農工大学大学院教授/黒川浩助氏はElectronic Journal2007年10月号で「PV20302030年発電コストとして掲げる7円/kWhは、電力会社同士の卸売り電力単価に相当する。全電力10%太陽光発電で賄う場合の累積導入量100GW4割住宅向け。一戸に3-4kWを載せるだけで、テニスコート6面分森林と同じCO2削減効果がある。現状の4kW弱のシステムで家庭用電力の8割くらいを供給でき、効率22%が実現すると、(102で前述した)オール電化住宅でもすべて自給できるようになります。」また103と104で前述したパワーエレクトロニクスに関し「電力ネットワークにもパワエレを持ち込めば色々な可能性が広がります。電力系統にパワエレのようなインテリジェント機能を付加することで、最適なシステムに仕上げれば良い。将来、SiC単結晶が量産できるようになれば、パワエレは急速に浸透していくと思います。」と述べておられました。