青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

鉄鋼製品の生産財流通における商社の扱い規模に関し、総合商社が前述の鉄鋼主要7商社と流通を二分していることが、業界紙報道から推察できます。

鉄鋼原料や非鉄金属などを含めての金属部門に関し、総合商社5社の売上高合計は9兆9千億円です。金属部門の売上高から鉄鋼原料や非鉄金属を差し引いた鉄鋼製品の売上高でも、総合商社5社が、前述の鉄鋼7商社に比肩する規模を扱っているものと推定できます。

総合商社5社金属部門連結売上高で06年3月期、日刊産業新聞06年5月1日付抜粋で以下。

鉄鋼製品の販売事業に関し、三菱商事双日の連結会社でメタルワン(2兆57百億円)、伊藤忠・丸紅の連結会社で伊藤忠丸紅鉄鋼(1兆69百億円)。
鉄鋼原料や非鉄金属を含めた総合商社金属部門連結売上高だと、三菱商事(4兆18百億円)、三井物産(3兆6百億円)、住友商事(1兆4千6百億円)、丸紅(73百億円)、伊藤忠商事(46百億円)。

上述のJFE商事HDや6月7日付の38 で前述した豊田通商を総合商社業界に置き換えてみると、三菱商事三井物産トップツーに次ぐ3位あるいは4位ぐらいの規模であろうと推定できます。

伊藤忠丸紅鉄鋼は「鉄鋼流通の総合プロデューサー」を標榜していますが、米澤社長は、日刊産業新聞6月19日付で「定量より定性戦略に重点を置く。世界シェアを05年度の1.6%(16百万トン)から08年度2.0%(22百万トン)に引き上げ、連結売上高2兆円とする。」と述べておられます。