中間財の薄型パネルのグローバル需要は2015年頃には数十兆円規模が見込まれます。今現在の半導体産業並の需要規模であり、自動車産業に比肩する産業連関も期待できます。
薄型テレビの需要予測と電子材料への産業連関に関し、2006年7月26日に松下電器第1四半期の発表会席上の川上副社長の説明が判り易くて参考になります。
1.世界需要の見通し
松下では2006年度のテレビの世界需要を1億6千万台程度(うちプラズマは1千万台、液晶は3千8百万台)と見ているが、2010年度には2億台程度(うちプラズマは3千万台、液晶は1億台)に伸びると予測している。薄型比率も29%から65%に上昇する・・。
2.材料費が製造出荷額に占める割合
コスト構成は、パネルで材料費が占める割合が、プラズマが1/4に対し、液晶が1/2程度で、 (材料費の割合とコスト競争力の点で) 大型化すればするほどプラズマが有利。