青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

次世代ゲーム機の棲み分けと競創関係に関し「次世代ゲーム機ではPS3のソニー、Wiiの任天堂、Xbox360のマイクロソフト、これらの三社が三つ巴となる。(ソニー一強の)現行機種世代とは実に異なる構図だ。」と週刊ファミ通を発行するエンターブレイン社のマーケティング調査を半導体産業新聞2006年11月1日付が紹介していました。

最終製品の派生需要バリューチェーンを形成する生産財企業(メーカーと商社)にとって、最終製品の一強寡占はリスクが高くなりすぎて好ましくありません。パソコンのウインテル全盛時代は、マテリアル系生産財の電子部材を供給する多くの日本企業が、インテルの一強寡占に振り回されたケースが散見されました。62で前述の三井ハイテックは2001年にインテル向けマイクロBGAの受託生産を打ち切ってインテルと決別し、コアの金型技術への回帰とハイブリッド車向けモーターコアの製造に舵を切りました。
半導体産業新聞2006年11月1日付で上述のエンターブレイン社は、各社別累計販売台数を以下のように予測しています。

  1. 任天堂Wiiは、評判が高くて07年3月で累計5500千台強、08年12月には累計20百万台強、一方で、携帯型の任天堂DSは据置型のゲーム需要を奪う傾向にあり、06年度末に累計32百万台、07年度累計50百万台、11年末累計80百万台まで伸ばす、
  2. ソニー(SCE)のPS3は、コア部品であるブルーレイ向け青紫色ダイオードの調達不足のため07年3月で累計4130千台にとどまるが、08年12月累計20百万台弱へと弾みがつく。時間をかけて伸ばすだけに5年周期で語られる平均的なゲーム機の寿命をはるかにしのぐし、恐らくは2011年ごろでもCPUスペックなどで凌駕するゲーム機はでてこないだろう。
  3. マイクロソフトXbox360は、会社側の発表通り06年度末累計10百万台にかなり近づくとの見方が有力。