青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

2006-05-13から1日間の記事一覧

銅地金の取引ルールに関し、世界中の電気銅取引の殆どはロンドンのLMEを中心とした定期市場の相場に基づいて値決めされます。LMEで形成される国際価格による取引ですから値決めは株式売買と同じです。トヨタや松下電器のような国際優良企業であっても、日々のLME相場そのものは交渉の対象外です。「買いを入れるタイミングで適用相場と購入価格が決定」します。これらの企業では安定調達が最優先ですから、主なポジションは長期契約で値決めしているようです。相場が上がっても下がっても平均して均してしまえば収支とんとんにできて、収益

日本では、日鉱金属が銅地金のLME相場を円に為替換算した上で日鉱金属が銅地金の国内建値を発表することになっています。この発表建値はキログラム当たりの円単価ですが、4月6日に700円の大台を突破し720円をつけました。これは1980年3月以…

自動車やエレクトロニクスの分野で多用される銅製品の顧客関連のプロセスに関し、海外から輸入した銅原料(銅鉱石・銅精鉱・粗銅)を精錬する買鉱精錬で製造されるのが電気銅(銅地金)で銅の1次製品です。非鉄精錬企業が買鉱精錬で銅地金を製造しています。日鉱金属、三井金属、同和鉱業、三菱マテリアル、住友金属鉱山の5社です。非鉄精錬企業が製造する銅地金は、電線や伸銅品といった2次製品の製造企業に供給されています。

並行して松下電器の国際商事本部(旧松下電器貿易)や総合商社・専門商社による銅地金の輸入販売も行われています。1次製品の銅地金を調達して2次製品の伸銅品を製造販売する主なプレーヤー企業は、神戸製鋼所、日立電線、古河電工、三宝伸銅、三菱伸銅、…

日本のお家芸ともいえる自動車とエレクトロニクスの両業界の主要部品である電装部品・エアコン熱交換器他の電機部品・電子部品・・・等々、中間財の製造で多用される銅の2次製品(電線・伸銅品・銅箔など)で価格急騰が続いています。1次製品である銅地金の国際相場急騰の玉突きです。1次製品の銅地金は、LMEなどの定期市場で取引されるコモディティ商品です。日本企業は「円高のお蔭で輸入価格の高騰が緩和されている分、諸外国の企業よりはまだ恵まれています」が、それでも今回の銅地金の相場急騰はあまりにも急峻といえます。

天然資源の銅鉱石を製錬し精錬することで製造された1次製品の銅地金を加工した2次製品が電線や伸銅品です。電子回路基板の回路部を構成する銅箔や半導体リードフレーム、精密コネクタの端子など、高品質分野では日系企業が世界シェアの過半を維持していま…