青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

マテリアル系生産財

B2Bの産業財取引の中で、製造のために行われる生産財取引を、川下から川上へと遡ると、①消費財メーカーと②中間生産財メーカーの売買取引へ、更に②中間生産財メーカーと③マテリアル系生産財メーカーの売買取引へと、更にはマテリアル生産財メーカーと資源会社の売買取引にまで遡れます。

川上に近いマテリアル系生産財メーカー(上記③)が中間生産財メーカー(②)に対して行うマテリアル系営業では、生産財取引の特徴が凝縮されていますから、消費財取引や消費財マーケティングとの差異をより鮮明に把握することができます。

生産財取引をグローバルに見渡すと、日本からの輸出品目は、かっての自動車や家電製品から、今は自動車部品やデバイス・製造設備などに主役交代していることが判ります。

そしてこれらの高品質な部品やデバイスは、これまた高品質なマテリアル生産財(金属・無機・有機などの素材製品)が安定的に供給されることで強くサポートされていることが判ります。これらマテリアル系生産財はマテリアル系の営業プロセスを通して供給され…