青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

2007年のイメージで、中間財で約30兆円前後の半導体デバイスを製造するために、マテリアル系生産財で約3兆円規模の工業材料が調達され、そのうちの約4割弱−1兆円前後がシリコンウエハーです。日本のお家芸産業に加わったシリコンウエハーですが、今現在の日系ウエハーメーカの世界シェアは6割ぐらいとのことです。21世紀に入ってからは太陽電池の光電変換セル向けの需要も鰻登りです。かなりの長期に亘って持続しそうな勢いです。

20年前の1985年頃に筆者もシリコンウエハー業界の方々と係わりを持てた経験がありますが、当時はまだワッカーやモンサントといった海外の強豪もいて「利益なき繁忙」を続けておられる印象でした。世界シェアもまだ3割ぐらいだったような記憶が残っています。当時は、自動車業界が半導体工場を建設する動きが活発で、トヨタ自動車広瀬工場を立ち上げました。翻ってみれば、この時点でハイブリッド車に繋がる要素技術の1つが種蒔きされていたことになります。今こうして振り返ると隔世の感で感無量というか、日本の素材産業のまじめで粘り強い継続的改善に心から敬服します。